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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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気持ちのままに

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白鷺



 今日は良い天気だ。私は、少し散歩がしたくなり、1人で外に出た。犬たちが一緒に散歩に行きたい様で、吠え始めた。トイプードルとは言え、4頭ではかなり近所迷惑であるが、さすが、このことは有名で、近所の方も諦めているらしい。
 私は静かな斎場の近くに出かけることにした。桜並木があり川もある。
 5分も歩くと、桜並木が見えた。青葉は少なく枯れ葉がアスファルトの道に散らかっていた。春の花の美しかったことを想いながら、落ち葉を踏みながら歩いた。
 斎場の駐車場には車がかなり駐車していた。お葬式があるのだろう。私はそのことで気持ちの変化はなかった。いずれ私もここに来るのだと考えたのは、それから5分も歩いてからであった。カルガモの死骸が道端にあったのだ。陸に上がったところを猫か犬に襲われたのだろうか?
 人が殺したのであれば、残酷な行為になるが、猫や犬では仕方あるまいと思いながら、私は近くから太い棒を見つけ、土手に穴を掘った。20センチほどの穴なのだが、棒きれでは容易には掘れない。仕方なく、手の汚れるのは嫌だったが、両手で泥を欠いた。さすがに、カルガモの死骸は手ではつかめなかったから、2本の棒で挟んだ。穴に入れ、土を被せたら、カルガモの埋葬は終わりだ。
 私がカルガモを埋めたのはこの道が犬の散歩道だからであった。何人もの方が犬を連れて歩く。私は水道のあるトイレまで歩くことにした。トイレの水道の水は茶色く濁っていた。私はそのまま手を洗い始めた。手を洗い終わる頃には白い水になった。
 暖かな外は秋を感じた。川辺を歩き、その温かさを体に染み込ませながら、歩いていると、今度は白鷺を見つけた。歩いてみると、いろいろな事に出会える


作品名:気持ちのままに 作家名:吉葉ひろし