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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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気持ちのままに

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七回転生



久しぶりに雨となった。関東ではまだ梅雨入りはしていない。連日真夏の様な暑さであったが、今日の雨はとても私の気持ちを落ちつかしてくれた。雨粒が朝顔の葉から滴れ落ちる時、一粒の形が一つの命に見える。地表に落ちるまで真珠のようにさえ思える。地面に落ち、土の中に消えてしまうと、その雨粒の形は失ってしまうが、その命は消えてはいないといまさらの様に気がついた。
 それは雨をよく観察したからだろうか、私は愛情を持って雨に接したたからだと思う。あるいは私に時間的なゆとりがあったからかもしれない。無宗教な私は宗教について考えていた。信じる宗教があればよいとは思う。私は今までそのような宗教に巡り合わせてはいなかったし、そのことに関心もなかった。これからも多分特定の宗教は信じないかもしれない。ただ、宗教の良い教えは私なりに理解をし、それらの書物は読んでみたいと思う。地面に消えた雨粒は人間の魂かもしれない。七回転性。私の体には一つ一つの細胞の様にたくさんの命を受け継いでいるはずだ。
作品名:気持ちのままに 作家名:吉葉ひろし