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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「妖刀正宗の復讐」 第二話

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妖刀「正宗」はその後持ち主の不審死が続き幕末に近くなって霊媒師に御祓いをさせて桐の箱に閉じ込めてお札を張られて再びこの世に出ないように持ち主の土蔵深くに仕舞い込まれた。

最初に血を吸ったみよの怨念が自分と家族を惨殺した盗賊一味に復習をするためにその機会を待っているのか、それともすでに悪鬼となったみよの霊が憑依し、正宗の持ち主を容赦なく惨殺してしまうのかそれは謎であった

時は移り明治を迎えた。
世の中は文明開化と同時に古い日本のしきたりも変えられてゆくようになっていた。
伝統的な祭りも形式だけのものとなり、生贄などという風習は閉じ込められてしまった。

文化の名残を残す博物館や美術館が建てられ全国から宝物が集められるようになった。
息をひそめて隠されていた妖刀「正宗」もその姿を一般公開される時が来ていた。

東京の美術館で日本刀コレクションが展示されることになり、集められた刀を美術員たちが修復および鑑定をしていた。