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ぎーくおぶじえんど
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偽電車男 第二部(完結編)「長いトンネルを抜けて」

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4.第二次偽電車男化計画の始まりだ。 狼煙を上げろ!


ミズキさん・・・ どうしてるだろうか・・・
支社から実家へ帰る道中、何回かメールを作成しては消して・・・を繰り返した。

今は連絡を取らない方がいい。
彼女のためだ。そう思った。

そして実家で再び引越しの準備を無心でやった。
引越しの日、業者に荷物を預けて俺はGC8で二社目の客先がある都道府県まで移動した。

長い道中、じっくり考えた。
次の客先では客先社員とどうやって接していくか、マイナスになった貯金をどうするか。
親に借りた金を返さないといけないなぁ。

そして、長い時間をかけて新しい住居へ。
二階建てのアパートだ。

ここも前のとこよりは雪が少ないが、雪国だ。
でも、今は冬の終わり・・ 何とかやっていけるだろう。

それから、新しい客先での業務が始まった。
前の客先では、ドキュメント作成をやることがなかったし、手がけるシステムやアプリケーションの仕様を確認するのは俺の役目ではなかった。
今回は俺が主体となって、それらをやっていかなければならない。
責任重大だ。

だが、前の客先で学んだように、客先社員とは距離を置いて接するべき。
プライベートなことは自分から話かけるべきではない。
それを徹底するようにした。

昼食も、一人離れたところで食う。
客先のチームメイトとも、仕事以外の会話はほとんど取らない。
そして、残業はバカらしいので、不要な残業するよりも速く仕事終わらせて帰宅するようにした。
これが本来のプロの姿だもんな。

必要な残業はあっても、不要な残業は残業代をせびることになるし。
俺の主義に反する。

土日が来ると、周囲のスーパーやちょっと離れた街まで買い物に行った。
新しい客先では出張時以外、私服通勤可能だ。

スーツをクリーニングに出して、受け取る手間が少なくなり、かなり良かったね。
休職期間中は給料出なかったし、何とか節約して給料出るまで頑張らないと。

そして、うちの会社の営業さんと支社長が様子見に、俺の客先近くまで来たときに一緒に飲んだ。
そのときに営業さんが言ってた。

「なぁ、知ってるか?マリちゃんな、今キョウスケと付き合ってるんだって。」
「ああ、そうなんすね。(シンイチさんとは別れたのかもな。でも、最後は寄りを戻すだろう。なぜなら・・・)」

俺は少し心がざわっとしたが、客先のエリアが違うのでマリちゃんやキョウスケさんと会うことも無かった。
営業さんが、「うちの会社のエリア全員の社員でスキー旅行いくけどいくか?」と聞いてきたが、今あったら、あの客先にいるメンバーをほぼ全員殴り倒しかねない。
そもそも、マリちゃんがキョウスケを選んだんだし、俺が行ってもお邪魔虫だからな。
ミズキさんのことが気になったが、彼女はもうすぐ異動になる。
今はいかないでおこう。
前の客先の同じチームメンバーも状況を隠蔽されて理解してなかったしな。
マリちゃんも脅迫みたいな真似されてたし、発言の責任とって付き合ってるのかもしれない。

意外と、心は冷静になっていた。
なんかしらけてたのかもな。

新しい相手見つけないとな。
マリちゃんも応援してくれるだろう。

俺は新しい相手を求めて、再びパワーアップを開始した。
それが、第二次偽電車男化計画の始まりだった。