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ぎーくおぶじえんど
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偽電車男 第一部「栄光と地獄」②

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19.Happy Day(後編)


さて、夜だけどまだ20時くらい。
ここで、カップルならちょっとしけ込む時間かと思われるが、どうだろう。

ちょっと冗談で言ってみた(セクハラ発言の失態)
「○○ホ、いく?(笑)」
「(苦笑)」
「いくんなら本気だぜ(笑)」
「いかねーよ、いくわけねーだろ(笑)」
という冗談のやりとりをした後、ちょっとゲーセンとスポーツセンターのミックスした施設がこの時間でも空いていたのを思い出した。

そこで、車を走らせて施設に到着。
「よっしゃー、そんじゃこっちのウォールからいくかな。」
そういって、二人でウォールの前に到着。
ミズキさんにコートを持ってもらい、登頂開始。
結構筋肉つけてたのに、出っ張りを四個腕だけで懸垂しながら登るのがやっと。
ミズキさんもスポーツやってたみたいだが、登頂は無理だった。
そしたら、身軽そうな男の子がやってきてひょいひょい登っていったので、顔を見合わせて「負けるわ(笑)」と一言。

次にビリヤード台へ。
二人で9ボールと8ボールを楽しんだ。
まぁ、あっしの方が経験者なので圧倒・・・かと思われたが、ブランクありすぎてダメダメ。
5戦4勝1敗やな。
「あたしって、わざと負けてあげるなんてやさしーよね(笑)」
「そうね(笑)」

「うわー、俺わざと負けてあげてる、わざと負けて自信をつけさせる、楽な仕事じゃないよ(笑)」
「(笑)」

というやりとりをやってたら、ミズキさんがショットしようとして前傾になったときに、ブラクラならぬブラチラが。

「姉さん、見えてるで(笑)」
「あ、ごめん」

ちょっとドキドキ。

その後は卓球台でちょっと遊んだ。
そんで、ある程度楽しんだら、もう22時となったのでお開きに。

車を走らせて帰り道に、ミス○ルの「SIGN」という歌を流して、
その曲で色々話した。

話してたら、バイパスの降りるところ間違えて、なぜかラ○ホがあるところに出てしまった。
ちらりと助手席のミズキさんを見ると、ちょっと「ビクッ」としてた。
なんか、思わずもおどかしてしまい、申し訳なくなったので、とにかく情事と関係のないような真逆の話題を放り込み、ラブ○前をスルーして、マンションまで送り届けた。

「じゃぁ、また今度時間あったら遊ぼうよ。」
「そうだね。」

そして、紳士的に投げキッスでもするか迷ったのだが、
「友達に噂されると恥ずかしいから」という詩織ちゃん状態なのでおちゃらけるのはよして、手を振って分かれた。

別れ際に
「投げキッスくらいしてーやー(笑)」
「しねーよ(苦笑)」
というやり取りがあったのは秘密。

で、帰宅したら、充実した楽しい時間を過ごせたし何かそれまでのデートと違い、満足したので、シャワーを浴びて眠りについた。
それが、ミズキさんとのデートの話。

まぁ、「ラブ○、行く?」「いいわよ!」とかいうやり取りがあったら逆に引くわ。
初デートでドッキングパパなんて、企画モノAVとか都市伝説なのさ。
そんな関係は求めてねーよ。

実はこのことがある誤解の引き金となって、後々響いて来るんだ。