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佐野みむろ
佐野みむろ
novelistID. 42051
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ロリータの殺意

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宇宙結婚



 宇宙人と結婚しようと思っていることを両親に話した。父は「なんだって」とひっくり返り、母は「どこの星の?」と首をかしげた。
「はるか遠くの星よ。今の地球の技術ではたどり着けないくらい、遠くの星に住んでいる人なの」
「そんなところに住んでいる男と結婚するのか……」
 父はぶるぶるとからだをふるえさせた。
「まあまあお父さん」母が言った。「落ち着いてくださいな」
「娘が宇宙人と結婚すると言ってるんだぞ。落ち着いていられるか」
 この話を聞いて、両親がどんな反応をするか、私はなんとなく予想をつけていた。だけど、こんなにあっさりと宇宙人の存在を認めてくれるとは思っていなかった。
「どうして宇宙人が相手なんだ。いい男なら、そこらへんにいるだろう。お前、職場の男と仲良くしていたじゃないか。結婚するなら、その男とすればいいだろう」
「その人とはずっと前に別れたわよ」
「地球人じゃダメなのか」
「全然ダメよ。《彼》ったら、地球の男じゃ足下にも及ばないくらい魅力的なんだから」
「あら。どんな人なの?」
 母が食いついた。私はうれしくなる。
「あのね、《彼》には腕が四本あるの。しかも筋肉ムキムキで、頭には触角があるの」
「腕が四本で、筋肉ムキムキで、触角があるだと……」
 父は頭を抱えた。母は微笑みながら私の話を聞いていた。相手が宇宙人とはいえ、一人娘がお嫁さんになることを純粋に喜んでくれているみたいだった。
作品名:ロリータの殺意 作家名:佐野みむろ