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佐野みむろ
佐野みむろ
novelistID. 42051
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ロリータの殺意

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疑惑



 とある建物の一室。男が手足を縛られ、イスに座らされている。そのそばで、女が腕組みをして立っていた。
「さあ、すべてを吐いて楽になりなさい」女が言った。
「吐くようなことは何もない。おれは潔白だ」男が言った。
 二人は同じ組織の諜報部員……スパイだった。本来は味方同士なのだが、男が組織を裏切っているのではないかという疑惑が持ち上がった。なのでその真相をたしかめるべく、女が尋問している。
「頼むから、この縛りを解いてくれ」
「そんなことをしたら、あなたはわたしを殺してしまうでしょう。不意打ちが成功したからよかったけれど、そうじゃなきゃ、あなたを捕まえることはできなかった。腕力の差は明らかよ」
「組織は何を疑っているんだ。おれは何もしていないのに」
「それはどうかしら。あなたには、情報をもらした疑いがあるのよ」
「ありえない。おれは組織に忠実な人間だ」
「証拠があるのよ」
 女がポケットから写真を取り出した。男女が仲むつまじく肩を寄せ合っている様子が隠し撮りされている。ここにいる男と、謎の女が写っていた。
「まずは、この女が誰なのかを教えてもらおうかしら」
「やれやれ、彼女のことで疑われているわけか。なら教えてやる。これに写っているのは、おれの恋人だ」
「そもそも恋人を作るのは規則に反することだけど、今は置いておくわ。問題は、この女の素性よ」
「どういうことだ」
作品名:ロリータの殺意 作家名:佐野みむろ