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佐野みむろ
佐野みむろ
novelistID. 42051
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ロリータの殺意

INDEX|125ページ/160ページ|

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社会兵士



 大学卒業後、おれが就職したのは『海賊』という会社だった。
「わたしがこの船のキャプテンです」
 初出勤の日、社長室に呼ばれた。
「現在、わが船ではクルーが不足していてね。君には期待しているから、ぜひとも頑張ってくれたまえ」
「はあ、ありがとうございます……」
 会社を船と呼び、社長をキャプテンと呼び、社員をクルーと呼んでいるのは分かった。しかしおれはまだこの会社が何をするのか詳しく知らない。変な会社だし、簡単に採用してもらえそうだからという軽い気持ちで採用試験を受けてしまったのだ。
「よし。じゃあ同胞たちにあいさつしに行こうか」
 キャプテンに連れられて、オフィスへ。
「同胞たちよ。この船に新たな仲間が加わることになった」
 オフィス内の社員が集まってきた。全員が黒や紺のスーツを着て、ネクタイを締めている。見た目だけは、普通のサラリーマンだ。
「今日からお世話になります。よろしくお願いします……」
 おれは自己紹介をした。拍手が沸き起こる。それが終わると、社員たちは仕事に戻っていった。
「おう、新入り。今日からおれがお前に仕事を教えてやる」
 おれの直属の上司は、リンゴみたいな体型の男だった。
「この船で生き抜くためには、体力と精神力が必要だ。いつ敵が襲ってくるか分からねえ。だから気を抜くなよ。分かったな?」
「はあ、分かりました……」
「じゃあさっそく仕事だ。ついてこい」
作品名:ロリータの殺意 作家名:佐野みむろ