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アラシ

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ゲーム脳のレフティーは向こうにいる男を

自分のキャラだと思った。

彼はここをアメーバだと思い、キャラクターのアメーバピグだと

思ったのだ・・・。

奇妙なことに何かに気づいた。

そして、ログアウト。

妙だな、何に気づいたんだろ・・・。

荒らしでもいたのかな・・・?

   おわり

  超ローカルで王様ゲームをして遊ぶ人々

「王様だーれだ!」

そうして王様役になったピロプはいばりながら

命令します。

「ぼくちんのゆーコトを聞いて、くるりとまわるのだー」

「ははー」

みんなひれふします。

「プリーンを用意するのだーいますぐー」

「ははー」

そういってプリーンがいっぱい運ばれてきました。

「やっぴーうれぴー♥」

よかったねピロプ!

  おわり

 合コンで王様ゲームをする人々

今日は合コン。

若い男と女が集まって。

飲み屋でキャッキャとさわぐ。

そのとき王様ゲームをしようと誰かがいいだす。

番号が書かれた割り箸と、王様の割り箸を混ぜて隠して

みんなでとるのだ。

「せーの」

「王様だーれだ!」

という。

「ヤッター王様!」

そうしてこんなことをいう。

「2番がー・・・王様に・・・キスする!」

目当ての女子が2番であることを少し期待して

いう。しかし・・・

「おれ・・2番なんだけど・・」

などと男の友達にあたり

「な・・なんだよ~~おまえかよ~~」

などといって、周囲はあははうふふと盛り上がる。

   おしまい

  見る目のないやつ

ここの子供をみて弱そうと思い、子孫を残す気持ちが

ひっこんだ。

見ただけで弱そうと思ったのだ、

子育てをしたことがないやつだろう。

彼は一体何をしにきたのだろう。

わたしが見たところ子孫を絶やしに来たのかと思った。

パラレルワールドで死んだ奴の葬式代がもったいないとか。

弱い子供を育てる金がもったいないとか。

精子がもったいないとか。

さて、もったいないのあとに、そいつが何をしようと思ったか

たぶん、自分が何をすべきかすっかり忘れてしまったのだ。

当初の目的以外のことをどんどんやったのだ。

つまり、本当ならやらなくてよいことだ。

そして、ある日突然当初の目的をおもいだした。

子孫をのこさねばと。

しかし、見る目のないやつで、子供を見て思った。

よわそうだ・・・と。

  おわり

作品名:アラシ 作家名:ぽてすけ