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ヤマト航海日誌

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アリめ。君なんかドブ川に落ちてそのまま死んでしまえ。今これ読んでる全員が盗むつもりとわかってるのに、誰が毎日更新なんかするかよ。今後はゆっくりゆっくりゆっくり、ゆっくりゆっくりやっていきます。ひと月くらいでガーッと書き上げ、君にコピペさせてやるなんてことは絶対にありません。

どうせ思っていたんだろう。おれが余命三ヶ月の体で、『スタンレー』を書き上げた後にすべてを削除して死ぬ。そこで一切(いっさい)が幻となるが、ただその前に君だけが、何もかもコピペできるのだ、と。

島田は不治の病である。たびたび執筆を中断するのは、その都度入院してたのである。今度の入院が長かったのは、つまりこれが最後なのだ。いいぞ、死ね! 早く死ね! ただオレだけにコピペさせてそこで死ぬのだ!

そのときオレの眠っていた才能が目覚め、マゼランへの航海編が書けるようになると同時に、オリジナルのすごいすごい小説が次から次に書けるようになる。だから盗みは何も悪くなかったということになり、島田なんてもともといなくてすべて最初からオレが書いたものだとしてよくなるのだ、と。

ねえよ。だから殺すなよ。おれはあいにくと健康で歯医者以外に医者にかかったことなんかまだこの歳でありゃあしねえよ。それに何より、今こんなもん読んでるやつに眠っている才能なんかありゃしねえよ。だから前にも言ったろうが。君に悪魔のトリルは弾けない、と。

おれはあのとき書いた通り、この文章を出してすぐ読むやつに何も期待してない。君に掛ける言葉はひとつだ。死ね。どうせ君みたいなやつはいずれ警察のお世話になることしでかして、ムショで同房の囚人からも気持ち悪いやつと呼ばれてイジメを受けるだけなんだから、そうなる前にいま首くくってサッサと死ねよ、キモヲタ野郎。

だいたい、まわりが見えてないから、自分と同じ考えのやつが何十人もいることにてんで気づいてないときている――何をどうすりゃ他のやつを出し抜けると思うんだよ。

ひとつ君に教えてやるが、闇で商売するのなら正直でなきゃいけないんだ。でないと最も危険なゲームの標的にされてしまうからだ。こう言っても、君にはおれがいま何を書いているのかわからんだろう。だからダメなんだよ。君みたいに、目を離すと何するかわからんやつと組めないんだ。グレーとブラックの見極めがつかない。白でなきゃ黒。黒でなきゃ白。そんな考えで真っ黒なやつにモノクロの階調美はわからない。

だから、君みたいなやつは、ドブの底に沈んでしまえ。おれが闇の商人ならば、おれのブツに混ぜものをする手下がいたら処刑する。見せしめとして、皆の前でだ。命乞いには耳を貸さない。許せばおれがビルとテッドの地獄旅行になるとわかっているのだから、地獄に行ってもらうのは君だ。

『第三の男』の中の〈第三の男〉はどうしようもないアマチュアだよ。いい悪党になるのには心が汚れすぎてちゃいけない。ビデオデッキは2万9800円、消費税なしで売るのがいいんだ。ベータに勝つにはそれがいいんだ。

ペニシリンを薄めたときに、本当に恐れるべきは司直じゃない。「オレの子供を返せ」と叫ぶ百人の親だ。その彼らが、あの悪党を捕まえた者に賞金を出すと言ったらウィーンの街に魔女狩りのフェノミナンが起こる。市橋達也のように追われて、おれは一巻の終わりとなる。

そうなるのがわかるのだから、おれは君を容赦なく殺す。この理屈が理解できないバカはそもそも使わない。子を持ち救いを待つ者に確かなブツを届けるのだ。それで相手は「誰がなんと言おうともアンタはオレの恩人だ」と言ってくれることだろう。

それがいい悪党だ。やれやれ、最後もおれの『敵中』の話でなんとか終わらせられたぞ。しかし君にはおれがいま何を書いてるかわからんだろう。

だからダメなんだよ。こんなもん、宣伝に決まってるじゃないか。タララララ〜ン。

主人公が得体の知れぬ男を追って迷路のような街をさまよう。するとそこには「誰がなんと言おうとも彼はオレの恩人だ」と叫ぶ者が……なんていう極上のミステリ小説があれば読みたいとお思いの方がありましたら、おれの書いた『コート・イン・ジ・アクト6 クラップ・ゲーム・フェノミナン』がそれです。次のURLからどうぞ。今ならまだ君が〈第一の男〉になれるぞ。

http://www.dlmarket.jp/manufacture/index.php?consignors_id=16945


(付記:または、おれのプロフィールのページからHPの欄をどうぞ)

(付記2:『第三の男』は1981か2年に一度テレビ放映がされたらしく、ひょっとすると70年代にも一度くらいあったかもしれないがそれについては次のログで)



作品名:ヤマト航海日誌 作家名:島田信之