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夏経院萌華
夏経院萌華
novelistID. 50868
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聞き間違い

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今や、どこにでもあるコンビニ。私もよく利用させていただいております。
ある日、Tポイントが貯まるコンビニに立ち寄りました。
私は、お弁当と飲み物をかごに入れレジへ・・・・・・・。
Tカードをだし、1万円札を置いた。
レジにかごを置くと女性店員はすかさず「いらっしゃいませ」ニコッと笑顔で対応する。まあ、それはとても素敵な笑顔で。
すると・・・・商品をピッと打ち始めるや否や
「ポイントはお貯めしますか」と聞いてくる
お貯めしますか?とはいささかおかしなことを言うなぁと思っていた。
普通なら使う方を勧めてくるのではないのかなと。
確かに私のポイントはすでに3000円分は貯まっていた。私の誕生日にちょっと高めのお店で使おうと思っていたので、どこか腑に落ちなかったが、
「はい。お願いします」と答えると
おもむろにお弁当を電子レンジに入れ始めた。
「あ!」と声を出しそうになった。
だけど、その時はすでにレンジの回転テーブルは回ってしまった。
すぐに食べないのになぁ・・・。
そうおもいつつ、レジが終わり、家に急いだ。
家路に向かう道すがら・・・・・
ふとあることに気付いた・・・。
もしかして・・・
「ポイントお貯めしますか」ではなく「温めしますか」だったのではと。
私は急に恥ずかしくなった。
聞き間違えもいいところだ。
店員は決して悪くない。悪いのは私の耳だった。
そして私はTポイントの付いたレシートを見て笑った。
作品名:聞き間違い 作家名:夏経院萌華