終わらないうた
水のように
生まれてから自分が広げてきた枠内で覚えたことを駆使して判断を下す
ありとあらゆることを学びとり少しずつ形作られ固まってゆく
枠内に収まりきらないものに出会った時
不安を覚え崩壊を恐れる者がいる
自分の枠内に無理に嵌めこむ者がいる
自分を否定する異質なものとして悪の烙印を押す
枠内に収まりきらないものに出会った時
知ろうとする者がいる
枠の外に広がる景色へ目を向けようとする
それはまるで水のように
傷つくこともなく
壊れることもなく
徐々に枠を押し広げ豊かに満ちてゆく
作品名:終わらないうた 作家名:BhakticKarna