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詩集 ~ ゾディアック ~

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詩集 ~ ゾディアック ~


永遠が光の中で踊っている
時の狭間に
眠りから覚め微笑む

あなたは 誰なのか?
そして私は 何故私であり続けるのか・・

アイに抱かれ 語る風の歌を
時の揺りかごに 消え往きながら

あなたは何処なのか?
そして私は 何処へ進み続けるのか・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あの夢を見ていた。
13歳の私は 誰かの背中に摑って 雲の上を飛んでいた
風になって・・

「 スーと行くよ 」彼は私にそう言った
青に立ち典る 至高の不可視を行く
どこまでも続く 深く青い空が広がっていた


「 光が色に分かれて生まれてきた・・ 」
「 光が色に分かれて? 」

外に見ようとしてはいけない・・
顕在はひとつの魔法 目に映るものは幻

どんなに姿を変えても、大切なものがそこに隠されている
形として現れるものは 全てその表現にすぎない

人の本質は魂の記憶

様々な時の景色
様々な形の姿
様々な名前の響き

様々変容しても
同じ光で回りながら 魂は再び語り始める

アイがいつも あなたと共に・・
あなたがいつも アイと共に・・

月は心 魂を映す鏡
胸の奥深くから 呼魂する声を聞いているだろうか?


砂塵は舞い上がる 高く雲の彼方へ
遥かな星を越えて 遠く
時の果てより呼びかける。

アイがいつもあなたと共に・・
あなたがいつもアイと共に・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

永遠の今、風に吹かれながら  
時は やって来る
輪廻という歯車を回し
ダルマに向かって起動し始める

ゾディアック
同じ宇宙に 同じ時間はいない

永遠の今、風に吹かれながら  
時は やって来る
運命の輪舞


人は皆、星から生まれて来た
空に、何億光年も離れた 遠い銀河の輝きを見る時
自分の中に眠る 小さな星を覗いて笑ってるんだ

ダイジョウブ アナタハ イツモマモラレテイマス・・・
作品名:詩集 ~ ゾディアック ~ 作家名:sakura