小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

弟チェンジ

INDEX|1ページ/1ページ|

 
私の弟は普通の子より変わっている。
……というより無茶苦茶に変わっている!
どうして弟はああなってしまったんだ!
まさか私が悪いわけないよね?

弟がさー、私より可愛いからってさー、着せ替えたからってさー
そんなので決まらないよね?

弟は外ではスポーツ万能、勉強も成績優秀、ハンサム系ナイスガイ。

だけど家に戻ると……妹になってしまう。野郎であり娘である困ったチャンだ。

妹になる時はきっちり声も可愛くなってくる。

1人で2つの味を楽しめる両得感ふふっ。

もちろん家族にも理解があるっていうか、ママもパパも喜んでいる。

それでいいのか! うちの家族は! 

このフリーダムな家族は勿論私も好きだ。

だけどね! もう少し弟の気持ちを……考える気にはならないね。うふっ。



現在、私と弟は新しい服を試すべく私の部屋にいる。

「お、お姉ちゃん。袖を通してくれる」

真琴はたどたどしく私にお願いをしてくれる。

「真琴ちゃん、ちょっとまってね。はーい、可愛いカチューシャ」

「もうお姉ちゃん、いたずらしちゃだめだよ? この前、パンツ履き替え忘れちゃって体育の時間大変だったんだから」

半べそをかきながら大きな瞳を潤ませてこちらを見つめる真琴。

なんたる弟だろうか。いやこの場合は妹か。

この無意識に上目遣いができる女の子ワザッ!

私もこれを見習おう……メモメモ。

言っとくけど、女としてのプライドとか私捨ててるからね? 弟の可愛さに勝てないし。

お手上げバンザーイ。

「ほれ、できたよ。真琴ちゃん」

「わああ。私じゃないみたい」

そう言って鏡の前に立つ真琴ちゃん。

「うん、完全に変身だね、真琴ちゃん」

私のおにゅーなんだけど、私より可愛い気がするな!

今の真琴の外見は、栗色の髪、瞳は大きく、唇はピンクで小さく、肌は白く、頬は少し赤い。
服はプライドティーンというお嬢様風ブランドで、完璧!

というか胸まであるように見える。きっと骨格の形だろうか。

「これ着て、買い物行きたいなぁ」

「だけど、お友達に見られたら学校いけないよ?」

「そ、それ言わないでよ! 私の夢なのに」

後ろを向き「の」の字を書き出す真琴ちゃん。

もう私たち家族も妹として迎え入れてるようなもんだしね。

しっかし、真琴のクラスの女子はコレを見たらどうなるかしらね。

写真でも撮って見せてみたいわ。

いきなり鳴り出す携帯の音。

「あ、奈々葉ちゃんから電話よ」

「お姉ちゃん私の携帯とって!早く!」

私は携帯を真琴に渡す。

「やぁ、奈々葉。どうしたの?」

外の声色と男としての振舞いで対応する奈々葉。

「ああ、うん。わかった今からいくわ」

そう言って真琴は電話を切った。

「お、お姉ちゃん、奈々葉ちゃんとデート行ってくるね」

その切り替えの速さには感服だわ。

「ぷぷっ、わかった。いってらっしゃい。ぷぷ」

「もう、お姉ちゃん笑わないでよ。後でコロスからねー!」

そう言って彼女……じゃなかった彼は外行き用の男着に変えた。

「お姉ちゃん、途中まで一緒にきてよ。私が女の子に話かえられちゃうでしょ」

ばたばたと身体を上下に動かす弟の様は一番の違和感かもしれない。

ていうかこの状態は完全なオカマ。

この状態は私も面白くないので早く外に出し、本来の弟に戻ってもらおう。

「ふぅー。この外の空気がうめぇ。やっぱアレをした後はいいね」

ここでいうアレは私の服を着せる事だ。

「マコッペは、困ったお姉ちゃん子だね」

弟状態の真琴の私の呼び方はマコッペだ。

「うるせーよ姉貴。次言ったら殺すぞ」

身長169cmの弟は、男らしくもある。

「そんな事いうと、奈々葉ちゃんに告げ口しちゃうよ? お姉ちゃん襲おうとしたって」

「おい、姉貴わかってるだろうな」

む、真琴の雰囲気が変わった。ここまでにしておこうかな。

「悪かったよ、お姉ちゃんが悪かった。ほら、公園近いしそろそろバイバイだね」

「ああ、すまねぇな姉貴。ありがとよ」

外では全く普通の弟なんだけどなぁ。

私としては、どちらもおいしくて両得だけどね!
作品名:弟チェンジ 作家名:。。