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モンスターファクトリー
モンスターファクトリー
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Monster Factory  『すべてのはじまり』

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森の中の迷子



プレッチェロは朝から笑顔でバックにいろいろつめていました。
松ぼっくりに毛糸をまきつけたものや、パチンコあとよくわからない石など。
ジョニーはそれを見て賢くて大人びているけどまだ子供だなぁと思っていました。

「今日はどこに行くんだ?」
ジョニーは笑顔のプレッチェロに聞きました。
「今日はブーとムラサキの森に行ってくる!」
ドアを開けるともうブーが待っていました。
ブーは一つ目の子供のモンスター。いたずらが大好きです。
「あんまり奥まで行くなよ?危ないモンスターもいるんだから。」
ジョニーは朝ご飯の片づけをしながら言いました。
「わかってるよ!じゃあね!」
プレッチェロはドアをバンッと閉めてブーと走り出しました。

「ねぇ、シーを呼びにいこうよ!落っこちてくるの見たい!」
ブーはニヤニヤしています。
プレッチェロもわくわくしています。
「呼んだけど何でもありませーんって言ったらシーは怒るのかな!!みたいね!みたいね!」
二人は笑いながら紫の森に走っていきました。
森に到着して二人はシーを探し出しました。しかしどこにもいません。
「あっちかな?」
プレッチェロは奥の道を指さしました。
「歩いていれば見つかるんじゃないかな?」
ブーはどんどん奥に入っていきます。奥に行けばいくほど森に光が入らなくなり薄暗くなってきました。

 “危ないモンスターもいるんだから”

突然プレッチェロはジョニーの言葉を思い出しました。
「ねぇ、やっぱり戻ろうよ。ジョニーが危ないモンスターもいるっていってたんだ。」
プレッチェロは立ち止まり引き返そうとしました。
「なんだよープレッチェロは暗い所が怖いんだろ??」
ブーは笑い出しました。
「違うよ!でもジョニーのいう事はいつも当たるんだよ!こないだも珍しく転ぶなよって言われたら転んだんだ!」
それでもブーはどんどん森の奥へと入っていきました。
「もう少ししたらシーがいるよ。怖がるなって。」

プレッチェロはどうしたらいいかわからず、しかたなく後をついていきました。ブーを一人にはできません。
少し歩くと突然ブーが立ち止まりました。
「どうしたの?」
「今あの草が動いたんだ!」
プレッチェロは耳を澄ませてあたりを見回しました。

   ガサッ

ブーは走ってきてプレッチェロに抱き付きました。
「何かいる!何かいる!」
ブーは大騒ぎしていましたが、プレッチェロはブーが抱き付いてきた瞬間に草の中から大きなモンスターが現れたのを見ていました。
「逃げなきゃ!」
プレッチェロはブーの手をひっぱって逃げようと思いました。
「早く早く!!!」
しかし、ブーは足が短くうまく走ることができません。どうしよう!大きなモンスターはどんどん近寄ってきます。

「もしかして、プレッチェロか?」

大きなモンスターが首をかしげて聞きました。二人はびっくりして立ち止まりました。
「なんで知ってるの?」
「やっぱりそうか。大きくなったな。ジョニーは元気か?」
大きなモンスターはプレッチェロの頭に手を置きました。
彼はゴウ。大きな紺色のモンスターです。一人でいることを好み、5年に一度、一年ほど眠りにつくモンスターです。

「悪いモンスターじゃないの?」
二人は泣きそうな顔をしています。
「失礼だなぁ!」
ゴウは大笑いしました。

二人はゴウに道案内をしてもらい、森を抜けました。すると遠くにジョニーの姿が見えます。
「あ、ジョニーが迎えに来てる!!!ジョニーーーーー!!!」
プレッチェロは手を振り、ゴウにお礼を言いました。
「ありがとう。うちに遊びに来る?」
ゴウはゆっくり下を向いて
「いや、ジョニーはよくしゃべる。うるさいから今日はよしとくよ。」
そういって森へ引き返してしまいました。

ジョニーは急ぎ足でプレッチェロのところまで来ましたが、ゴウの姿はもう木に隠れて見えなくなっていました。
「ゴウがいてくれて安心したよ。眠りから覚めたんだな。」
ジョニーは少し話がしたかったなと思いながら二人と帰りました。