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未花月はるかぜ
未花月はるかぜ
novelistID. 43462
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そらのわすれもの4

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優太は知秋のあまりの形相に一歩下がる。せっかく縮めた距離が僅かだけ開く。

二人は途方にくれた。

何で、こうなってしまったのだろう?
何で、こんな目に遭っているのだろう?
回避する術は無かったのだろうか?
いくら考えてもやり直せない。
とにかく、悲しくて、悔しい。

二人にとって今日は、何もない1日になる予定だった。普通に学校に来て、授業を受けて、帰宅をする。そんな1日になる筈だった。

『ずーっと会えないよ~ 。昼間の私に、私が会えるわけないじゃない?』

ただ、あえていうのならば、優太は昨日の知春の言葉が気にかかっていた。知春は優太にとって、小さい頃から文通をして来た大切な幼馴染みだ。あんな発言をしてしまう程、彼女が追い込まれているのならば、力になりたかった。

知秋はと言えば、 本当に平凡に過ごすつもりだった。昨日は琴恵にこってり絞られたから、数人分の和訳ノートを見、統計を取り、写し、余裕があれば、知春の様子を優太にちょっと聞いて帰る。それくらいのつもりだった。

遡ることほんの数十分前…。

放課後の教室で、優太と知秋だけが残っていた。