Bhikkhugatika
独創的善
倫理を自らの苦心により独創的に学んで知ったのでなく他人の苦心を聞いて安直に知った者は、死の恐怖に直面すれば友を盾にする。自ら苦心することを厭わぬ者こそが、死に接してなお友を守る。
彼は、他人に聞いた愛から遠ざかり、独創的学問から帰結する慈しみに近づく。彼は、他人が作ったものを消費して得る安楽から遠ざかり、独創的に勉め強いて創造した安らぎに近づく。
彼は、独創的に勉め励み善を行為することなく他人から奪うことによって満たされようと世の中をうろついては嘆き怒る死屍どもから離れて、孤独を楽しみつつ学問する。
彼は、独創的に勉め励み善を行為することなく自然の外から湧き出す金貨の妄想によって幸いたりえると甘言しては妬み謗る死屍どもから離れて、孤独を楽しみつつ創作する。
彼は、自らの腕に実らせた果実、独創的善を食べて満たされ、幸いのうちに行為する。またこの自らの果実を人々と分かち合って喜ぶ。
作品名:Bhikkhugatika 作家名:RamaneyyaAsu