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携帯の　
画面に浮かぶ　
メール文字
「好き」の言葉を　
中心に置く


言の葉に　
想いを乗せて　
流す舟
濁りの水にも　
染まず届ける


撃たれしは　
心を穿つ　
深き穴
突き抜けることなく　
君が留まる


その笑顔　
その言葉　
その仕草
弾丸の如く　
我を撃ちたり


二人なら　
なんの飾りも
ないところ
壁のしみさえ　
愛おしく見ゆ


醒めそうで　
怖くて瞳
閉じたまま
夢に戻りて　
雨音を聴く


砂時計　
返し忘れた　
一瞬に
落ちるものなく　
堕ちていくのみ


傷ついた　
翼重ねて　
癒し合い
飛び立つことを　
忘れる怖さ


届かない　
想いに苦しむ　
恋もあり
少し手前を　
楽しむのもあり


腕の中　
確かなものなど
ない中で
この温もりだけ　
信じていれば