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一ノ瀬ロック革命!!2

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「くはー!やっと終わったぁ(´Д` )」
あたし、花川明希は終礼が終わった途端に燃え尽きて、その場にへたり込んだ。
「ちょっと〜、大丈夫?」
山原実樹がポンポンとあたしの肩を叩く。
「ってか明日からやっと夏休みだね」
小野海香がため息をつく。
「長かったぁ、1学期!」
森水望が思い切り背伸びした。
私立一ノ瀬女子高校。
1年B組。
あたし、花川明希と山原実樹と小野海香と森水望は一ノ瀬女子中学からの付き合いで、いわゆる親友。
今日、7月31日。1学期終業式が終わり明日からやっと夏休みである。
しかし。
「でも素直に喜べないー!あたし数学の補習引っ掛かったんだよねー。」
あたしがつぶやくと、
「マジで!?ウチもだよ!」
実樹もつぶやき。
「実は…私も…。」
しー(海香の愛称)もつぶやき。
「あっしもだよー!全員だねww」
最後に望もつぶやき、結局4人とも補習があることが判明した。
夏休みの補習となると、ほぼ毎日、夏休み中にも関わらず学校に登校して、延々補習プリントをやらされるのだ。おまけに宿題もあるので、高校初めての夏休みは暗黒の日々になること間違いなしっ!!

「じゃーまた明日ー!」
あたし達4人は、家の方向がバラバラなので学校最寄りの駅に着くと全員違うホームから電車に乗る。

あたし達の夏休みが、いよいよ始まる。


一ノ瀬ロック革命!!3に続く。
作品名:一ノ瀬ロック革命!!2 作家名:爽子