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無職で家無な俺でも運はある(2)

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ある朝、俺の所に女神と名乗る女の子が来た。


どうやって対応しようか・・・


俺はそればかり考えていた。

正常かつちゃんとした大人なら精神科に連れていくのだが、相手は小2くらいの女の子である故に、そんなところに連れていけない。下手したら俺が入れられるかもしんない。

だがそんな心配はもうしなくていい。
なぜならもうどっかに行ってしまったからだ。


さてと、今はもう夕方である。そろそろ寝床を探さねばいけない。

無職で家なしの俺はいつもそこに留まってたら、警察に保護されてしまう。

俺は警察が嫌いなので毎日移動している。
だからこことはもうおさらばだ。


俺が道を歩くと人が俺をジロジロ見てくるので俺は山のほうへ歩いて行った。
山ならキノコとかあるだろう、そんな期待とともに歩いていた。

山までは10分くらいでついた、そして目の前に例の女神と名乗るあの子が俺を待っていたかのようにベンチに座っていた。それにキノコがたくさんはいったかごが横にあった。


「やっぱりここに来ると思った!ホムさん、お腹が減ってキノコでも食べに山に行くつもりでしょ?だからもうキノコ採っといたよ、ここに置いとくから自分で食べてね。じゃぁ私もう行くから、じゃーねーホムさーん!」


その子は笑顔で俺にそう言って、またどこかに行ったしまった。


「なんなんだ?あの子は?」


また無意識に言ってしまう。


それから俺はあの子がとってくれたキノコを食べ、そのままベンチで寝た。