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グランギニョールは微笑んだ 第一章

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彼とLBX使いの女王と


「バーンへ今すぐに大至急タイニーオービットへ来なさい。来なければブッ飛ばす。」
いきなり何でだ…。バーン・レヴィングは上司の不満を愚痴にし、東京へ来ていた。大体何でタイニーオービットで大事な事を行うんだ!?と思うも上司には言えなかった。いや、むしろ言ったら殺される。
――只今アキハバラ駅から直行行ったので、疲れている。
「…俺も変わらないな。」
バーンはそう語り、暑い。と言った。ふとタイニーオービット社の近くで、子供がLBXバトルを行っている。楽しいな、LBXって。

(田舎生まれだからこの風景は見慣れない、か。)

そう思っていると、その子供に違和感を感じた。…ヘッドフォンしているがヘッドフォンにしても耳あてに違いないが、まるで何処かのアンドロイド。ヘアバンドにしても、機械的なヘアバンドだ。それに桃色の髪の毛と言えど、冷たい瞳をしている。初めて彼は、この子を恐れていた。
「あー負けちゃった。お姉ちゃん、またバトルしてね!」
小学生らしき子供が去った後、彼女が行こうとすると、バーンは彼女の手を掴んだ。
「待て!お前は、何者なんだ!?」
少女は「離せ」と言い、バーンの手を振り払った。彼が目にしたのは、恐ろしい忌まわしき記憶だった。
『何故…実験……彼……に』
『君…は………なれた…ん…』
すると少女が持っていたLBXにバーンは驚愕した。
「パンドラ…!?」
ピンク色の羽に紅いボディと確か川村アミ(アキハバラキングダムを見ていたから)の使用LBXだった、パンドラ。
「…私に何の様だ。」
するとバーンは「いや、何でもない。」と言い、「なら呼ぶな」と少女は言った。だが、次の台詞は、
「…山野バンは、何処に居る?」
…?バーンは其れは知っている。自分は彼がニックス(A国だった様な)に居るって言おうとしたが、言えなかった。
「名前は?俺が連れてってやるから。」
ああ、俺の馬鹿!!と心の底で思い、少し後悔した。あとで死亡フラグ決定。

「…カルディア・バシリッサ。」

確か何処かの国の言葉でハートの女王の意味だった気がするが、バーンは気にせずタクシーを呼んだ。