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タマ与太郎
タマ与太郎
novelistID. 38084
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Tadの「なんちゃって留学記」 2008.6.29~7.14

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Host family


Tadがお世話になったのはフィリピン系のDevera family。
両親とその子供たち4人姉弟の全部で6人家族。
とってもフレンドリーで、そこら辺で井戸端会議をやっていそうなhost mom。
自称エンジニア、自分の仕事のことを話し出すと止まらない、あごひげを三つ編みにしているところが何ともお茶目なhost dad。
長女JenniferはテレビとPCをこよなく愛す、自他共に認めるヒッキー。
姉弟の中で最もアクティブな次女のMelodieはほとんど家にいない。
はにかみやさんの三女Brendaはアイドルみたいに可愛らしい中学生。
末っ子長男のKevinはいつもTadのことを気にかけてくれてたな。

到着初日はmomと長女以外は留守で、特に改まったお出迎えもなく拍子抜けのTad。
もうひとり可愛いい女の子がいたが、彼女はこの日に帰国する台湾の留学生だった。
なに残念がってんだよ、Tad!

部屋に通され、荷物を整理してから一息つく。
夕飯までまだ時間があったので、ビデオカメラを持って家の周りを散歩することにする。
どこの家でも花をたくさん植えている。
近くの教会からはゴスペルが聞こえてくる。
道は広く、すれ違う人々は見慣れぬ東洋人に気軽に挨拶してくれる。
さすが移民の国。
フレンドリーな人柄と、懐の深さに感激するTadであった。

5分も歩かないところに大きな幹線道路がある。
思いのほか交通量も多い。
看板にmain streetとあるので、
「ああ、この通りがこの辺ではメインなんだ」と思ったら違った。
Main streetという固有名詞だったのだ。

道路沿いを少し歩いてみる。
骨董屋、カフェ、レストラン、ありがたいことにリカーショップまである。
「今夜のビールはここで確保だな」とにやけるTad。