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タマ与太郎
タマ与太郎
novelistID. 38084
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Tadの「なんちゃって留学記」 2008.6.29~7.14

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Arrival


枕が変わると眠れないタイプのTad。
ましてや飛行機の中で熟睡できるわけがない。
うつらうつらするうち、機内の照明が点き、朝食の案内で目を覚ます。
スクリーンには地図上に現在地が表示される。
飛行機はまだ太平洋上だが北アメリカ大陸はもうすぐそこだ。

成田を出て約9時間後、Tadを乗せたJL-018便はバンクーバー国際空港に着く。
空は快晴だ。
入国審査を通過し、ターンテーブルの前で荷物を待つ。
スーツケースはすぐに出てきたが、ギターが出てこない。

「あれ〜、どうしたんだろう、僕のギターは…」
途方にくれるTadに親切な空港の係の人が心配してくれた。

What’s wrong with you?
(どうかしましたか?)
Oh, I’m looking for my guitar.
(あ、僕のギターを探しているんですが)
OK, over there. This way please.
(わかりました それなら向こうにあります どうぞこちらへ)

こんな感じのやり取りのあと、Tadは少し離れた別のターンテーブルの方に案内される。
そしたらありましたよ。
そこにはきちっと置かれたTadの愛器が。
どうやら貴重品は別のルートで運ばれるらしい。

「そんなこと聞いてねーよ」

でもあってよかったな、Tad。

留学ジャーナルの案内書によると、税関を抜け、国内線のカウンターを過ぎたところに、
先住民が作ったトーテムポールのような木製の像が2本あり、
そこが現地スタッフとの待ち合わせの場所らしい。
Tadの名前が書かれたサインボードを持ったスタッフを探せとのことだが、
どうもそのような人は見当たらない。
というかものすごい人の数で、サインボードなど見えない。
荷物が多いTadはとりあえずギターを隅っこに置いてスタッフを探してみる。

すると人ごみの中から一人の男性(日本人)がTadに近づいてきた。

「○○さんですよね?」
「はい、そうです。」