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タマ与太郎
タマ与太郎
novelistID. 38084
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Tadの「なんちゃって留学記」 2008.6.29~7.14

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Souvenir


おみやげを買うまとまった時間が取れるかどうかわからなかったため、
Tadは学校の帰りに少しづつ買うことにした。
ただし、Tadが通ったのは、Souvenir shopではなく、Liquor shopである。
初日にチェックしておいたホームステイ先の近所の酒屋に毎日のように通うTad。
おみやげはもちろんのこと、晩ごはんのときに飲むビールやワインを探すのも、
Tadにとって楽しい日課に一つになった。

「せっかくカナダに来たなのだから、やっぱりカナダ産のビールやワインをセレクトしなきゃ!」

毎日熱心に酒屋に通うおかげで、カナダ産のビールとワインについてはそれなりの知識を蓄えたTadである。
どうでもいいけど、その熱心さをもっと英語の勉強に向けろよ、Tad。

酒好きのTadであるが休日を利用し、ダウンタウンで“一般の”おみやげも物色してみる。

「とりあえず、メイプルシロップは外せないよな」

ホストファミリーや学校で教えてもらったおみやげ店を何軒か回ってみる。
案外普通のデパートの方が、品ぞろえが豊富で、安かったりする場合もある。
メイプルシロップといっても、薄い、普通、濃い、の三段階の味があったりして、
選ぶのに結構悩むTadである。

ちなみにカナダのメイプルシロップは防腐剤が入っていないせいか、すぐにカビてしまう。
Tadも自分用に買ったメイプルシロップを、半分も使わないうちに駄目にしてしまった。
開封後はもったいぶらずに一気に使うことをオススメする。

おみやげ選びで一番苦労したのがワインクーラーである。
これは、ワインボトルにすっぽり被せられるもので、中に保冷剤が入っており、
冷凍庫に保管して使用する。
以前、バンクーバーに住んでいた日本人の知人からいただいたことがあり、
Tadのお気に入りの一品である。
日本ではなかなか入手できず、この留学の際に必ず買っておこうと決めていたものだ。

ところがこれがなかなか売っていない。
Tadが立ち寄った酒屋やおみやげ屋にはどこにも置いていない。
知人の日本人女性に街を案内してもらった時にも、
ホームセンターなどを数軒回ってもらったが見つけることは出来なかった。

Tadはワインクーラーをくれたその知人にメールで問い合わせをしてみることにした。

「あのワインクーラーってどこで買いました?」
「ああ、あれね。えーと、覚えていません。」
振り出しに戻るTadである。