小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

コメディ・ラブ

INDEX|37ページ/67ページ|

次のページ前のページ
 

変化




カレンダーをチェックする。

6月25日を×でつける。

あと5日……

こんな村でも一ヶ月もいれば情も沸いてくる。

「俺様って優しいな。ツイッターに書こうかな」

そう呟いてみたが、何故だか空しかった。

ここ2,3日小学校へは行けずにいた。

今日こそは行ってみよう。

愛しのかぼちゃちゃんが待ってるし。

俺はロケが終わった後、いつも通り校門の所まで来た。

中に入ろうとしたが、足が止まった。

「……嘘。優海わかるもん。かぼちゃじゃなくて、いつも美香先生に会いにいってる」

思わず優海ちゃんに言われた言葉を思い出した。

「……そんなわけないだろう」

そうは言ってはみたものの校門の前で足が止まったままだった。

中を覗くとあいつが草取りをしていた。

30分ほど俺は校門にもたれかかり携帯をいじっていた。

けれどもあいつは一向に帰ろうとしない。

よく見ると、もう雑草はもうない。

けれども美香はずっと鎌で雑草をとるふりをしていた。

その時、俺はピンときた。

あいつ……俺のこと待ってるんだ。

やっぱりな。

俺は勢いよく校門を開け、中に入る。

「おい、美香、俺のこと待ってるのか?」

「うわっ!な、何いってんのよ」

美香は驚いて、尻餅をつきながら答えた。

「ようやくわかった。俺様はどんな女からも好かれてこまっちゃうよ」

美香はあっけにとられている。

「だから優海ちゃんも勘違いしちゃうんだな。」

美香の顔が曇るのがわかった。

「俺のこと好きなんだろう?絶対そうだ!」

「な、何言ってるのよ。ば、ばかじゃないの」

美香は鎌で草をとろうとして、肥料の袋に鎌を命中させた。

袋から肥料があふれ出てくる。

「だが残念だったな。俺が相手にすんのはAランクの女のみ」

俺は得意げに言う。

「……勘違いしないでよ」

美香は真顔で答えた。


作品名:コメディ・ラブ 作家名:sakurasakuko