小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

心‥(人間ってコワイ‥) (2)

INDEX|3ページ/3ページ|

前のページ
 

(2)



人によっては、物事を深く捉える人とそうでない人もいる。そうでない人は、あまり物事に気にしない人だ。私はどちらかと言うと前者だ。

(1)で書いた些細な出来事だが、自分をかばうワケではないが‥他の受付スタッフから見てもそのレベルだった。だから、私はその出来事に平常通りに処理した。私達は連絡事項にはノートと、ポストイットを活用する。そのポストイットを使用して、受付カウンターの中に貼ったのだ。その貼り付け専用ボードがあるのだ。

私は詳細を箇条書きして、そのポストイットを貼った。
それがどうやら彼女のプライドを傷つけてしまったようだ。
(後になって考えれば)

また、もう一つ思い当たる事がある。
私が勤めているクリニックは、個人経営だ。経営者は先生だ‥経営者の言う事は利かなければならない。先生から指示があれば、私はその指示に従う。それが普通だと思っていた。2年程前だろうか?彼女が入力した保険証に修正があった。それは先生がチェックの時に見つけたそうだ。勤務に入った私にデーターの修正と更新をするように言った。私の目から見ても、修正が必要かと思えたので、処理をした。

ところが‥
それがお気に召さなかったようだ。

彼女は受付スタッフの中で一番キャリアが長い。他院でもその仕事をしていたそうだ。長年の経験を持つから、自分の持つ知識が一番正しいと思っている。こんな書き方をすれば、私の僻み(ひがみ)になるが、確かに長年の経験で役に立つ事もあるが、時にはそれが間違っている事もある。また、私達の仕事は次々に新しいシステムが適用される。その都度、新しいシステムに合わせて仕事をしなければいけない。

でも‥彼女はガンとしてそのシステムを利用せず、独自の方法を用いるのだ。
間違いではない‥でも、私と他の受付スタッフから見ると彼女の方法は効率が悪いのだ。

彼女がボードのポストイットを見てから、私に対する嫌がらせが始まった。