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超短編小説  108物語集(継続中)

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 しかし、まだもう一つ謎がある。

「金曜の深夜に、屋敷に入って行くところを目撃された人物は……、誰なの?」
 肩を落とす芹凛に、百目鬼は「この類いの犯罪には、目くらましの協力者が存在するものなんだよ」と。

 これが呼び水となり、「日本にいないはずの妹の洋花ね。金曜の夜に殺人者の影となり、屋敷に侵入し、まるでその夜に殺人事件が起こったかのように和花のアリバイ工作を助けた。これで死亡保険金を姉の手にへと。絶対許せないわ」と芹凛は唇を噛み締めた。

 ここまでの推理を確認した百目鬼、目をギョロッと剥き、鬼の叫びを上げるのだった。
「双子の姉妹の悲しい別れ、その不幸の果てに見た夢は、殺人で保険金を得て、一緒に暮らすことだった。さっ芹凛、行くぞ!」