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ストライクウィッチーズss集vol.2

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芳佳「ISかぁ」


芳佳「遂に対ネウロイ用に実用化したんですね!」

美緒「ああ。明日にも扶桑から到着するそうだ」

芳佳「楽しみだなぁ…」

美緒「搭乗するのは、我々ウィッチでなく魔力を持たない一般の女性だがな」

芳佳「あ、そうでしたね」

美緒「それから扶桑に派遣されて共に研鑽しあっている各国の代表者達も来るそうだぞ」

芳佳「新しい仲間かぁ。益々楽しみです」

夜。

シャーリー「聞いたぞ、ミヤフジ。扶桑から新しいメンバーが来るんだって?」

芳佳「そうです。明日にも配属されるみたいです」

シャーリー「どんなヤツか聞いてないか?」

芳佳「特に説明はされてないですね」

シャーリー「そうか…」

リーネ「芳佳ちゃん。実は明日、ブリタニアからも来るみたいなの」

芳佳「うん、聞いてるよ!」

ペリーヌ「ガリアからも来る予定ですわ」

バルクホルン「我がカールスラント軍からも来るそうだ」

エーリカ「そういえばミーナがそんなことを言ってたね」

エイラ「一気に人が増えそうダナ」

ルッキーニ「ねーねー、ところでISって何ー?」

シャーリー「ISっていうのはな、ルッキーニ。正式名称、インフィニット・ストラトス。そのイニシャルを取った名前だ」

リーネ「対ネウロイ用にと扶桑で数年前に製造されて以来、色んな機体の製造や改良が各国で行われてきたんだよ」

ルッキーニ「うじゅあ~…難しくてよくわかんないよ」

シャーリー「はは、ルッキーニにはまだ難しかったな。早い話が次世代…未来の兵器だよ」

エーリカ「でもどうして、502とかじゃなくて私達の所にだけISが配備されるんだろうね?」

バルクホルン「新兵器の試験運用というのが妥当だろう。元々、統合戦闘航空団にはそういった目的もあるからな。我々の所というのは…最前線の502よりも敵の襲来が少ないからじゃないかと思う。試験運用する兵器を最前線には送れないだろうからな」

芳佳「不具合とかが出たら困りますしね」

バルクホルン「そういうことだ」

シャーリー「何にせよ明日か。楽しみだな」

翌日。扶桑他各国よりISとその搭乗者が到着。

?「本日付けで配属になりました、篠ノ之箒です。よろしくお願いします」

????「同じく本日付けで配属になりました、セシリア・オルコットです。よろしくお願い申し上げますわ」

???「同じく本日付けで配属になります、シャルロット・デュノアです。よろしくお願いします」

?「凰 鈴音。私も本日付けで配属になります。よろしくお願いします」

???「ラウラ・ボーデヴィッヒ、本日付けでカールスラントIS配備特殊部隊『シュヴァルツェ・ハーゼ』よりこちらへ転属となりました。中佐、何卒よろしくお願いします」

??「織斑一夏です。皆と同じく、本日付けで配属になりました。よろしくお願いします」

ミーナ「扶桑人は一名と聞いていたのですが…?それにISの操縦者は女性だけとも聞いています」

一夏「あー、えっと…俺は世界で唯一ISを操縦出来る男みたいで、急遽配属されることになりました。俺にもどうして操縦出来るのかはさっぱりなんですけどね」

ミーナ「そうですか、了解です。IS代表者六名の到着を確認しました。私はミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ。階級は中佐です。今日から一緒に頑張りましょう」

六人「はい!」

ラウラ「時に中佐」

ミーナ「ミーナで結構ですよ」

ラウラ「いや、しかし…」

ミーナ「ここにいる間は、そんなに階級を意識する必要はないわ」

ラウラ「中佐がそう仰るのであれば……では、ミーナさん」

美緒「おお、ミーナ。到着したのか」

ミーナ「ええ」

セシリア「その方は?」

ミーナ「紹介するわ。こちらは坂本美緒少佐。扶桑のウィッチで、501の戦闘隊長をやってもらっているの」

ラウラ「坂本…まさか、坂本とは、あの…!?」

ミーナ「やっぱり噂くらいは聞いているかしら?」

ラウラ「は、はい。お話はかねがね…」

シャル「ラウラ、そんなに凄い人なの?」

美緒「皆が語る程、大したことはしていないつもりだがな。はっはっは!」

ミーナ「よく言うわ…」

箒「坂本さん、お久しぶりです」

美緒「篠ノ之、久しぶりだな。それに、お前は?」

一夏「あ、初めまして。織斑一夏です」

美緒「織斑…まさか、千冬の…?」

一夏「はい、弟です」

美緒「そうかそうか!お前が話に聞いていた千冬の弟か」

一夏「千冬姉のこと、知ってるんですか?」

美緒「あぁ。昔剣道の試合で知り合って以来だがな、何度か会って話をしている」

一夏「そうだったんですか」

ミーナ「さて、いつまでもここで話し込む訳にもいかないわね。それぞれの部屋へ案内します。今日の所はゆっくり休んで、長旅の疲れを癒してください」

~箒・セシリア・鈴の部屋~
鈴「ふぅーっ、疲れたー!」ベッドに倒れ

セシリア「はしたないですわよ、鈴さん」

箒「……」

セシリア「篠ノ之さん、どうかなされましたの?」

箒「ん…何でもない。ちょっと考え事をしてただけだ」

鈴「一夏の部屋に行こうったって、そうはいかないわよ」

箒「なっ…ち、違う!」

鈴「ほんとにー?」ニヤニヤ

箒「ほ、本当だ」

セシリア「抜け駆けは許しませんわ!」

鈴「アンタもね…!」

コンコン。

セシリア「どなたでしょう?」ガチャ

リーネ「こ、こんばんは」

セシリア「こんばんは」

リーネ「初めまして。リネット・ビショップと言います。夕食が出来たので呼びにきました」

セシリア「セシリア・オルコットですわ。わざわざありがとうございます」

リーネ「オルコット…もしかして、ブリタニア貴族のオルコット家ですか?」

セシリア「ええ、そうですわ」

リーネ「し、失礼しました!私もブリタニア出身なんですが、そうとは知らず…」

セシリア「ふふ、そんなに畏まらなくて大丈夫ですわ。同じ国同士、仲良くしましょう」

リーネ「あ…はい!では、食堂へご案内します」

~シャル・ラウラの部屋~
ラウラ「はぁ…イチカとは別の部屋になってしまったな」

シャル「まあ、当然だよね」

ラウラ「むぅ…」

シャル「ラウラ、抜け駆けはダメだからね?」

ラウラ「お前が言うか」

コンコン

シャル「誰だろう?はい」ガチャ

ペリーヌ「夕食が出来たので、呼びにきましたわ」

シャル「ありがとう。えっと…」

ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマンですわ」

シャル「クロステルマン!?」

ペリーヌ「え、ええ。どうかなされまして?」

シャル「あ、あの…僕、シャルロット・デュノアと言います」

ペリーヌ「デュノア…。ガリア復興の中心になってくださっている企業でしたわね。貴女はまさか、デュノア社の…?」

シャル「はい、一人娘です」

ペリーヌ「そうでしたの…。ガリア復興に尽力していただいていることには感謝していますわ」

シャル「そ、そんな!恐れ多いです!」

ペリーヌ「そんなに緊張しないでくださいな。見た所、年齢も私と変わりないようですし…よろしくお願いしますわ」

シャル「こちらこそ、よろしくお願いします!」