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衝動SSまとめ②(鋼錬)

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ロイエド





2012/4/1更新


エドが孤児という設定です。
居場所を求めていたある日、ロイと出会った。








――――――――――――――――――――




俺は気がついた時には孤独だった。
だから、仲間や友達、家族や恋人。
そんな人と人との繋がりにずっと憧れていた。



俺は軍に興味が無い。
だけど、テロリスト集団に入らないか?と言われたとき、
あぁ俺が仲間になってもいい場所があったんだ・・・と。

そう思った。
だから迷わずそこへ入った。


偶然だと思う。
順番が違ったなら俺は軍でも、どこでも、俺が受け入れられるならそこへ行く。
本当に人が恋しくて、俺は寂しかったんだ。





俺が入った集団は名前もなければ実績も無い。
半分以上が子供の集まりだった。
だから、16の俺が目立つことは無かった。

大きなことは起こせない。
武器も無ければ、やり方もしらない。
ただ、集まって軍への不満をぶちまける。
そんな日々だった。


軍への恨みなんか無い。
何も接点が無かったから・・・

でも、俺はここの居場所を守るために、ある事ない事言い続けた。





そんなある日だった。
仲間が一人連れて行かれた。
いつものように不満をぶちまけてる場合じゃない。
連れて行かれた仲間が何をされたか分からない。


急いで助け出さないと―――



連れて行った軍人の名前が分かった。
そいつはロイ・マスタング。
このイーストシティの大佐だった。

大佐ともなれば、近づくの難しい。
常に副官が傍に居る。


俺が聞いてる限り、
リーダーや年長者の言う作戦はどれも馬鹿馬鹿しいものだった。
そんなものでうまくいくはずがないのだ。


だけど、その作戦の命令は俺に向けられた。




「もちろんやれるよな?」





その言葉を否定する術を俺は知らなかった。




作品名:衝動SSまとめ②(鋼錬) 作家名:おこた