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漢字一文字の旅  二巻  第一章より

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八の二  【茸】



【茸】、草冠に「耳」。
元々「草、茸茸(じょうじょう)たるかたちなり」と言われ、草が生い茂るさまを言ったとか。
読みはもちろん(きのこ)だが、(しげる)と(ジョウ)もある。

そんな【茸】、「匂い松茸味しめじ」だ。
しかし、気を付けなければならない。
毒キノコがある。

三大猛毒キノコはドクツルタケ、シロタマゴテングタケ、タマゴテングタケ。
その中でも最強はドクツルタケだ。
その姿はまるで純白の衣をまとった天使。
そして欧米では「殺しの天使」(destroying angel)と呼ばれている。

こんなドクツルタ、日本中どこでも見られ、毎年何人かの人があの世へ旅立ってるのだ。
肝臓/腎臓をスポンジ状に破壊し、一週間苦しみ抜かせて、死に至らしめるとか。
それも体重六〇キロの人で、ドクツルタケ約一本分、たったの八グラムで。
まさに天使というより悪魔だ。

「匂い松茸味しめじ、殺しはドクツルタケ」と付け加えた方が良さそうだ。

いずれにしても【茸】という漢字、ひょっとすればミステリー小説の題材に使えそうかも。