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笑ミステリー 『女王様からのミッション』

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 すると、それに応えてか、その惚れ惚れするイケメン王子から「そう致します」と返事があり、後は自己紹介が。これがまた驚くことなかれ、飛びっ切りコテコテな関西弁だったのだ。
「タカやん、クラマのやつがエロー世話になったみたいでんな。感謝感激雨霰でっせ、おきに。それで、アンドロメダ銀河に、『ウユキチ』と言う星がありましてなあ。そこんとこに『バンナ・カサオオ』と言う賑やかな所があるんですわ。ワテは、そこのネット・カフェ城を経営しちょりまっ。これからも、よろしゅー、頼んまっさ」

 高見沢はこれを聞いて……愕然!
「エ・エ・エ・エッ、エー」と叫びながら、めまいを覚える。そして高見沢に後の言葉が浮かんでこない。しかし、自分の首筋辺りをポーンと叩いて気を取り直し、不満が噴き出す。
「なんでグリーン・アイズのイケメン王子が、コテコテの関西弁を使うんだよ! そんなぁ〜、アホな! 俺はこんなお兄ちゃんのために、石っころになったんとチャウで!」

 さらに高見沢は「これはきっと嘘だろ」と独り呟き、クラマへ、「美男子の関西弁、その容貌からの落差が大き過ぎる。だから、もうこのお兄さんに喋らせたらダメだよ」と若干のコンプレーンをしてしまった。
そんな高見沢に、クラマは申し訳なさそうに奇妙な言い訳をする。
「高見沢さん、日本の関西弁ってね、実は、この人の星『ウユキチ』星の言葉が起源で、そこから伝来してきたのよ」
「へえ、そうなの。だけどクラマさん、この人、そりゃあ風貌はグッド・ルッキングだけど、なんでこんなコテコテ男が好きになったのよ? これじゃ俺と同レベルじゃん」
 高見沢はついついもう一発文句を付けてしまった。

 クラマはもう半泣き状態。高見沢はこれはちょっと言い過ぎたかなと反省する。
「ゴメンゴメン、クラマ姫、愛は言語やお国訛りの問題じゃないよな。顔はイケメン、おつむはコメディアン、そういう男が好きだったんだね。クカンテーツ王子って、優しそうだし、めっちゃ面白そうな人だね」
 高見沢がそんな訂正をしている時に、一大盲点にハタと気付くのだ。
「あのう、この王子様の名前って、クカンテーツと仰ったよね。それってひょっとしたら……『通天閣』の裏返し?」
 すると王子が実に軽く言い放つ。
「あっ、バレました? シュンマシェ〜ン!」