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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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OATH~未来につなぐシルベ~序章(前半)

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フェレル「・・・・・・ったく、ホントに後先考えずに無茶しやがって!少しは冷静になれっつうの」
リディア「ごめん・・・・・・」

 思わずへこんでしまうリディア。
 フェレル、それに気づかうように、

フェレル「気にするな。それよりも・・・・・・」

 二人は残り二体の凶暴そうな魔物と対峙する。

フェレル「こいつらをどうにかしないと・・・・・・!」
リディア「うん!・・・・・・いくよ!!」

 二人は凶暴そうな魔物に戦いを挑む。
 ※魔物と戦闘開始!(逃走不可)(※リディア、戦闘参加メンバー復帰。プレイヤーは自動的にリディアを操作することになる)
 
<戦闘終了後>

 二人はなんとか魔物を退ける。

リディア「よし!早くいかなくちゃ!」
フェレル「リディア、冷静にな」
リディア「分かってる!」

 二人は孤児院のほうへと急ぐ!
 ※イベント終了。操作が可能になる。

■サウスマリー 孤児院へ続く道(※イベントはなく、プレイヤーが魔物を倒しながら孤児院へ向かう。)

 森に挟まれて舗装された道。そこにも魔物が沢山いる。
 リディアとフェレルは魔物を倒しながら、孤児院を目指す。

■サウスマリー エフェクション孤児院<シーンNo.3-6>

 エフェクション孤児院の庭が燃えている。
 その中で、ダンと謎の黒フード男が戦っていた。
 隅にはシスターと子供たちが避難している。
 ダンと男が激しく武器でぶつかり合う!

ダン「くっ!」

 子供たちが苦戦しているダンを見て、心配そうにシスターを見つめる。

子供(女の子)「シスタ~・・・・・・」
シスター「・・・・・・」

 シスター、何も言わずに子供をギュッと抱きしめる。

 謎の男「フン!」

 男は勢いよく武器である斧を振り上げ、そこから生まれた衝撃波でダンを吹き飛ばす!

  ダン「ぐわぁぁぁっ!」

 シスター、思わず立ち上がる。

シスター「ダンさん!!」
  ダン「くっ!・・・ううっ・・・・・・くそっ・・・」

 ダン、立ち上がることができない。

 謎の男「・・・・・・」

 男、シスターや子供たちを見つめる。
 シスター、ビクッとする。
 謎の男、シスターたちの方へ歩き出す。
 シスター、後ずさりをするが逃げられない状況になる。

シスター「あ・・・・・・あ・・・・・・」

 シスター、恐怖感でいっぱいで声にでない。
 もう殺されると確信したとき、

子供(男の子)「やめろ!!」

 子供(男の子)がシスターと男の間に割って入る。
 そして、両手を広げて、

子供(男の子)「し・・・・・・シスター・・・い、いじめるヤツは・・・ゆ、ゆるさないぞ!!」
シスター「何やっているの!おやめなさい!!」
子供(男の子)「り、リディ姉がいないときは・・・・・・ぼ、ボクが・・・・・・守るんだ!!」

 男、武器を振り上げながら子供(男の子)を見つめ、

 謎の男「そうか・・・・・・ならば、死ね!!」
シスター「(ダンと同時に)やめて!!」
  ダン「(シスターと同時に)やめろ!!」

 男、容赦なく子供(男の子)に斬りつけようとする!
 しかし、

????(リディア)「くッ!!」

 ガキーンと、リディアがさらに割って入って食い止める!!

シスター「(子供たちと同時に)リディア!」
子供たち「(シスターと同時に)リディ姉(ちゃん)!」
リディア「みんな!早く逃げて!!」
シスター「でも・・・・・・!」
リディア「いいから早く!!道を塞いでいた魔物は退治したから!ここは任せて!!」
シスター「リディア・・・・・・」

 シスター、うなずく。

シスター「みんな、早く逃げるよ!」

 シスター、子供たちを連れて孤児院から脱出する。
 一方、フェレルは父親-ダンの下へと駆けつける。

フェレル「父さん!」
  ダン「うう・・・・・・フェレル・・・・・・」
フェレル「じっとして!今、回復術を!」

 フェレル、ダンの水の治癒結晶術ですぐに手当をする。

リディア「はあああっ!」

 リディア、棒を振りぬく。しかし、男にかわされる。
 治癒術をかけてもらいながら、ダンはリディアに向かって叫ぶ。

  ダン「リディア!!そいつが魔物を使って村を襲った張本人だ!」
リディア「え!?」

 リディアが動揺した瞬間、男は斧を振り回す!
 しかし、リディアは冷静に対応して難なくかわす。

リディア「コイツが、村やあたしたちの孤児院を・・・・・・」
  ダン「そうだ!だが、こいつから底知れぬ何かを感じる!とにかく逃げろ!!」

 リディア、鋭い目つきで男に睨み付ける。

リディア「・・・・・・逃げるわけにはいかないわよ!こんな非道なヤツに、村を滅ぼされてたまるか!!」
  ダン「リディア!!」
リディア「はあああああああああっ!!」

 リディア、ダンの忠告を無視して、男に向かって走り出す!!
 リディア、単身で男に挑む。

 ※リディアだけで謎の男と戦闘開始!!(ここでは必ず謎の男に負ける)

<戦闘終了後>

 リディア、謎の男の攻撃を受ける。

リディア「きゃあぁぁ!!」

 リディア、吹き飛ばされて木にぶつかる。

フェレル・ダン「リディア!!」
リディア「ううっ・・・・・・」

 座りこんでいるリディアを見下す謎の男。まるで壁のようだ。

リディア「・・・・・・っ」
謎の男「これが力の差というものだ」

 悔しそうに謎の男を見つめるリディア

  ダン「リディア、逃げろ―っ」
 
 必死に叫ぶ、ダン

リディア(・・・・・・こんなところで、負けるわけには・・・・・・)

 冷や汗をかくリディア。

リディア(なんとかして隙を作らないと・・・・・・)

 辺りを見るリディア。後ろには木。地面は砂。そして自分が使える術は火属性の術。

リディア(そうだ・・・・・・これなら・・・・・・)

 リディア、名案を思い付き、不敵に、

リディア「ふふふふふ」

 と、笑い出す。

 謎の男「ほう?こんな危機的な状況で策があるとでも?」 
リディア「ええ。あんたみたいな怪力バカにうってつけのね」
 謎の男「くっくっく・・・・・・面白い!!」

 謎の男、斧を振り上げる。

 謎の男「ならば、試してみろ!!貴様の策とやらを!」

 謎の男、リディア目がけて斧を振り下ろそうとする。
 リディア、その隙を逃さず、すぐに立ち上がり、

リディア「吹き飛べ!!」

 右手に火の玉を作り出し、それを地面に目がけて放つ!!

 謎の男「!!」

 謎の男の目の前に壁のように砂が吹き荒れる。
 男、砂に目を奪われ身動きが取れない。

 謎の男「くっ!」

 謎の男が目から砂を追い払った時、上空にはリディアがいた。
 砂に目を奪われている隙に、木を利用して飛んだのだ!

リディア「たああああっ!!」

 リディア、男に向かって叩きつける!

 謎の男「・・・・・・ちっ」

 男は冷静にペンダントのようなものをかざす。
 すると、防御壁のようなものが男の周囲に展開される。
 リディアの棒と防御壁がぶつかり合い、火花を散らす!

フェレル「リディア!!」
リディア「くっ!」