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ながっちょ
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novelistID. 33391
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one`s heat プロローグ

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「ドロップ交互~! しゅーりょー!」

いつものように、ドロップの練習が終わり、少し小さな音のタイマーが鳴る。
俺の中学のバドミントン部は、学校初のDブロック進出に向けて、練習に励んでいた。
「ながっちょ~」
少し鼻にかかった声。
言われるままにシャトルを拾い、翔にあげる。
翔はそいつを何事もなく打ち返し、また俺が前に、シャトルを落とす。
「あいつは、ネット際に落とすの嫌がんだよな(笑)」
そう思って、シャトルをネット際に落とす。
翔の心から声がするように、翔の身体が、無理やりネット前まで走り込んで、シャトルを体育館の天井へ向け打った。
隣のコートで、シャトルを打つ音が聞こえる。
別に翔の裏をかいたわけではないけど、お決まり通り、さっきの音から数秒遅れて、自分の右上から音が聞こえた。
シャトルは、地面を叩く。

こんな決まりきった日常。辛い練習。なんか最後の大会まであと数日…
なんか中3って、勉強しなきゃいけないんだっけ?っていろいろ考えていると、向かいから笑顔がやってきた。
「ナイススマッシュ!ながっちょ(^-^) 」翔がいう。
「おう!ありがと。」
「てか、めっちゃ疲れた。ながっちょ助けてー」なんか翔が叫んだ。
「俺も疲れたわ~。つか練習何時におわんの?」シャトルを渡してと、手招きしながら言った。
「なんか、今のスマッシュ交互終わったら、クールダウンやて。」
「マジか!はえーなww」
翔から渡された、シャトルを左手に構えたときには、小さなタイマーが鳴っていた。

そして、
「あとは、三年生。君たちは最後の追い込みです。悔いを残さないように、永井と山田のと安斎と熊木が一応ダブルスだからな~。そんでシングルは…」
「俺ら1ダブがよくねー」
翔が言ってきた
「おまえ、勝者署名かきてーだけだろ(笑)」
「まーそうだよww俺、めっちゃかっけーサイン考えたからね!」
んなことだろうと思った。
「おまえ、普通に山田ってかけよ!恥ずかしい」
「でた、ツンデレ。」
「ツンデレじゃねーから!」
三年前から翔はこうだ、んでもそんな翔とも、ダブルス組めんのも後数日か…

「んじゃ、今日もお疲れ様!号令~」
アンガールズの田中と山根を足して二で割ったような、顧問…
先生の指導も受けられないのか…
着替えを終えて、ひとりだけ卒業気分に浸ってると。
「やべえ、明日髪切ろっかなー 瑛太みたいにしてこよ!」
後ろからあほが…
似合わね~って安斎とかが翔を突き飛ばしてた。

「ちょっと暗いな…」
いつも見ていた6時の空は寂しそうだった。
この頃はまだ運命なんて、ないって思ってた。
違うな。目の前のことしかわからなかったんだ。
出会うべきひとがいること。
出会うべき運命があること。

「ながっちょ~!」
そういえば翔が走ってきたっけ…
作品名:one`s heat プロローグ 作家名:ながっちょ