小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
郷田三郎(G3)
郷田三郎(G3)
novelistID. 29622
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

神々と悪魔の宴 ④<野球の神様>

INDEX|1ページ/6ページ|

次のページ
 
神々と悪魔の宴 ④

<野球の神様>03.08.18

「ゲームセット!!」
 主審の声が高らかに響き渡った。
 ○○県、全国高校野球選手権大会、地方大会の決勝戦がたった今終了したのである。
 惜しくも敗れた甲子園常連チームのナインが皆、涙を堪えられずにいるのに対し、優勝した甲子園大会初出場となるZ学園高校ナインの面々はどこかポカンとキツネにつままれたような表情をしていた……。

 表彰式の最中、Z学園野球部の監督K氏は、去年の神有月に、学園長と共に行った某県の○○大社へ一週間の参拝の旅を思い出していた……。

***********

「ほれK君、キミもビビットらんで、このさい銭、一万円を投げ入れて一生懸命に祈らんかね?」
 学園長が封筒から一万円のピン札を出してK氏に渡した。

「は、はぁ……」
 とても裕福とは言い難いK氏は、受け取った一万円札を、何とも言えぬ顔つきでさい銭箱に落とし、弱々しく拍手を打つ。

 今日で一週間、毎日二人で一万円づつ、合計十四万円が空しくさい銭箱に飲み込まれていった。
 これはK氏の家族にしてみれば三ヶ月分の食費にもなる金額である。

「学園長、こんな事をして本当にご利益があるんでしょうか?それより優秀な人材を全国から……」