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おやまのポンポコリン
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novelistID. 129
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魔法使いと人間

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   【 魔法使いと人間 】

 僕の名はガリー・モットー13歳。 
 夢は父を超える魔法使いになることだ。  

 そう、もうお気づきとは思うが、
 僕の父は魔法・刷新の会を率いて魔法世界を改革しようとした、
 あのハシー・モットーなのだ。

 この試みは残念ながら、
 融和派のメアリー・ボッターによって潰えたが、
 人間が持つ権限の一部を魔法使いに移すという改革は、
 僕が引き継ぐものと期待されている。  

 だが、僕は父のように生ぬるく無い。 
 そもそも権力というものは力ある者が握ることにより、
 平和が生まれるのであって、
 力のない人間達が握っても混乱を招くだけなのだ。  

 だからこそ僕は、ボロワーツ魔法学校へ入学し、 
 技術を磨いて指導的立場に立ちたいのだが・・・、 
 他の子供達へは9歳で届く入学案内が、 
 13歳になった僕には、まだ届かないのだ。  

 これはおそらく融和派が妨害工作をしているからと考えた僕は、 
 魔法省へ抗議の手紙を送った。  
 
 どうやらそれが功を奏したようで、ボロワーツの関係者が飛んできた。

 しかし、連中の言い訳はとんでもないものだった。


「ボロワーツでは常に魔法使いの全ての子供達の魔法力をチェックしていて、それが一定のレベルに達した時に入学案内を送らせているのです」  

 入学担当者が汗を拭きながらそう説明をした。


 「すると、つまり僕の魔法レベルがあまりにも低いので見過ごされたという事ですね」 

 僕は多少皮肉っぽく聞いた。  

 たしかに僕は純血種ではない。
 父は有名な魔法使いでも母は人間で、
 なんとか48の後ろで踊っていたメンバーだった。

「なんならここで魔法値を計る事も出来るのですが・・・」
 と言って、僕に向けたマジックカウンターの目盛りは殆ど0だった。

「もしかしたら、僕の能力とは誰かの放った魔法を無効にするとか、この世界を創造している存在、などと言うわけでは・・・」
 僕は食い下がったが、結論は変わらなかった。

 入学担当者は首を振り、
「残念ながら、あなたは人間と認定せざるを得ません」
 と、言って帰って行った。