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郷田三郎(G3)
郷田三郎(G3)
novelistID. 29622
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メリーゴ-ラウンド

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<メリーゴ-ラウンド>

 都会の夜の遊園地。
 当ての外れてしまったあたし。

 一人っきりでなんとなく 入り込んだ夢の空間《なか》。
 やけに目に付くカップル達 仲良さそうな笑い声。

 わかっていたわ、そんな事。
 でも賑やかな場所に行きたくて。

 何かに乗ってみたいけど、乗り物たちはどれも皆、一人のあたしに冷たくて……。

 紙のカップのコーヒーは、あたしに知らんぷりをする、ソフトクリームの身代わりね。

 いつもはもっと小さくて良いと思うベンチさえ、今日はポッカリ空いている白さがやけに気になるばかり。

 小さいころは良かったな。
 来るだけで世界中の幸せがあたしに集まっているかの様に思えたもの。
 チープな7色の電球だって魔法が掛かっているように見えたっけ。

『ゴメンナサイ、イケナクナッタ。マタコンド』

 いつも短い貴方のメール、見ただけだったら、こんなにも悲しい気持ちにならなかった。
 後で、部下の若いコとコソコソ出て行くのを見なければ……。

 いつのまにか冷めたコーヒー。
 こぼれる涙を拭きもしない。