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ボカロ文化に関しての考察

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2007・08・31
初音ミク発売(通称「誕生日」)


『黎明期』
2007・09〜2008・03上旬頃
otomania 氏の「ポルカ」・ika氏の「みくみく」を始まりに、初音ミク発売以前から作曲活動していたDTMerを中心に作品をニコニコに投稿されたのがボカロ界のそもそもの始まりであろう。
この頃の曲の特徴として「キャラクターソング風」という傾向が強い。「みくみくにしてあげる」「恋スルVOC@LOID」「私の時間」などが例としてあげられる。その一方でryo氏の「メルト」を代表として普通な作品も数多く出現している。
12月にはリン・レンの発売、その前後にミク以前に発売されていたMEIKOやKAITOが再注目されるなど現在のボカロ界の土台が築かれた時期でもある。
黎明期の事件としてあげるべき物は「リンの持ち物に関して」と「2・22戦争」の二つだろう。
リンの持ち物、といえばやはりロードローラーというのは誰もが知っている事実だ。実はこれは釣り動画が発端というのも周知の事実(下に参考動画)。しかしこの事件がなければ各ボカロを象徴する持ち物は生まれなかったし、勿論この後に起きる「持ち物戦争」はなかった。
「2・22戦争」はこの2月22日を中心に良曲がそろって投稿されたのが発端。それぞれのファンによって熾烈な戦いが繰り広げられた。この時の投稿曲は現在でも名曲と言われている物ばかり。


『停滞期』
2008・ 03下旬〜07下旬
初音ミクの第一次ブームの波がひいた時期。
特に目立った事件等がなく、落ち着いていた時期でもある。
がくぽが発売されたのはこの時期。
曲も特にこのジャンルというものがない。
かなりフリーダムな時期でもある。


『爆発期』
2008・ 08上旬〜2009・03上旬
考古学的にいうならカンブリア期みたいなもの。
kz氏のメジャーデビューはボカロ界に衝撃を与えたのは言うまでもない。
この時期は現在のトップPの中でも「第二世代」と呼ばれる数多くの人がデビューした時期でもある。
逆にわずか二、三作発表しただけで消えていった人もこの時期は多い。
初音ミク誕生祭やハロウィン、クリスマスなどがボカロ界の行事として定着したのもこの頃。
そして何よりもクリプトンのCVシリーズの3人目、巡音ルカの登場は異常ともいえる現象を数多く引き起こした。
まずは「持ち物戦争」。ルカ発売前からキャラクター性等が考察され、彼女に持たせる物は何がいいか議論が広く交わされた。最終的には「たこルカ」というパロキャラを作ることによって議論の中で優位にあった物を大方取り入れる形に収まった。
「ルカ祭り」もあげておくべき現象だろう。発売前からバイリンガルであることや発音の良さが注目され、発売当日からクオリティーの高い楽曲が数多く投稿されニコニコ動画のランキングの8割近い数がルカ関連動画で埋まった。週間ボカランでも約一カ月近くポイントのインフレ状態が続き、発売週はエンディングを二曲使用という形になる程の数の楽曲がランクインした。この時に汚点Pがデビューしたのは色々と有名だ。
この時期の楽曲の特徴は「純然たる音楽」というものだろう。
代表としては「shaining ray」「Scean」「Hope」などで、今までの「初音ミク楽曲=キャラクター性が強い」のイメージを払拭し特定ジャンルの楽曲を得意としたPが数多くの名曲を残していった。


『門番期』
2009・03中旬〜07下旬
週間ボカランで「門番」と呼ばれる毎週ランクインする楽曲が増えた時期。
ボカロ界全体においても「門番」のように楽曲やPのブランド化が著しく進行した期間でもある。
取り上げるべき事件と言えば「Project-DIVA」だろう。
これはセガから発売されたミクの音楽ゲームのタイトルだ。これはこの後の時期においてボカロ界の様々な業界においての大きな躍進の始まりだったのではないだろうか。
GUMIの発売も忘れてはならないが、ルカに比べそこまでの衝撃がなかったのは残念だ。
この頃の曲は「動画との兼ね合いを考えた楽曲」という特徴があるだろう。
「Just Be Friend」「結ンデ開イテ羅刹ト骸」「孤独の果て」などの楽曲に合わせて手の込んだPVをつけることでインパクトを強めている作品が多い。既存曲に PVをつけることもDIVAやMMDの発達で容易になったのも要因のひとつだろう。


『拡大期』
2009・08上旬〜2010・03下旬
未進出の場所は勿論、既に進出済みの業界内でも新しい形でのボカロ界の拡大が行われている時期。
ボカロメジャーCDはこの時期以前はEXIT TUNESとLOiD、moreの三社のほぼ独占状態だったが、ミクベストの発売を契機に新たに数社が参戦し始めている。
ボカロ自体もクリプトンとインターネットの二社だけだったが、AHSがいきなり三体のボカロを発表するなどして新規参入してきた。
書籍もコミックや情報誌などで進出を果たしている。
また「初音ミクフェスティバル」や「ミクの日感謝祭」などのイベントや「DIVA-arcade」などのゲームも更なる広がりを見せている。
楽曲の特徴としては「歌い手や動画師とのコラボレーション」が増加傾向にある。
「の、アッパー」や「の、バラード」のようなCDや「ファミマ入ったら魔界だった」のような歌い手とのコラボや、三重の人やりょーのといった動画師とのコラボによって今までよりも幅広いファン層を獲得しつつある。


『安定期』(予想)
2010・ 04〜08上旬(予想)
確立したボカロの地位がほぼ安定状態に入る時期になるのではないかと予想。安定化することによる変動の少なさはあるが、新参Pであっても一定量の評価を得られるようになるだろう。
楽曲もそれに応じて変化していくのではないだろうか。