二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

鬼殺し ~全てが終わる時~ 起

INDEX|11ページ/13ページ|

次のページ前のページ
 

涙 ~頼るべき存在と護るべき存在~



新八たちは銀時の周りに駆け寄った。

「銀さん!!」

新八が、銀時を呼んだとき、

「白夜叉ぁ・・・お前の・・・いるべきところは・・・ここじゃねぇ・・・」

「お前のいるべきところはここじゃないって?俺はこの松陽先生のいない世界をぶっ壊すために出てきたんだよぉ!」

それに、高杉と桂が

「止めてくれ!白夜叉!!」

「この世界をぶっ壊しても何も起きないぜぇ!」

それを聞いていた白夜叉は

「フフフ・・・まあいい。いつか侵食が進み俺の体となる日がくるんだからなぁ。その時まで待っておくのだな。」

そういうと、冷たく、殺気がこもっていた目は元の、魚が死んだような目に戻っていた。

それに気づいた桂と新八は

「銀・・・時か?」

「銀さん?」

驚きを隠せないでいた。

それに、銀時が涙ぐみながら申し訳なさそうに、

「みんな・・・ごめんな・・・また迷惑かけて・・・」

それに、神楽が

「迷惑じゃないアルよ・・・・!全然迷惑じゃないアル!」

搾り出すように言った。

神楽の言葉に銀時がきょとんとしたような顔をした。

神楽に続き新八も

「銀さんそうですよ!むしろ頼ってください!僕たち家族じゃないですか!」

二人の言葉に続き、高杉たちも

「そうだぜぇ銀時。ぱっつぁんの言うとおりだぜぇ」

「銀時、たまには頼ってくれ。」

「そうでさぁ。旦那。俺達を頼ってくだせぇ。」

「万事屋には借りがあるからな。」

それに、銀時が

「皆っ・・・!ありがとうっ・・・・」

銀時はうれし泣きしていた。

その時、

「みーつけた。お侍さん」

そこに立っていたのは

神威だった。

「神威・・・!!」

神楽は呆然と立っていた神威を見ていたが、怒りに満ち溢れていた。

しかし、神威は物ともせず、笑顔で立っていた。

それに、高杉が

「神威・・・お前何しに来たんだ?」

高杉の質問に神威が

「何って・・・決まっているじゃないか。



















お侍さんを奪いに来たんだよ。」
神威はニコニコと笑顔のままで言った。

それに神楽が

「銀ちゃんを・・・銀ちゃんをどうする気アルか?!」

神楽の質問に神威が

「何だっていいだろう?」

神威の言葉に土方、高杉、沖田が刀を鞘から出した。

「ふざけんじゃねぇえ!!」

「銀時はつれて行かせねぇぜ」

「旦那は絶対護りまさぁ!!」

その瞬間

「それはどうかなぁ・・・!!!」

ガキィイン!!

神威が傘を振り下ろした。

「なッ・・・!」

神威の傘をとめたのは









銀時だった。

銀時の目には、殺気がこもっていた。

「俺は絶対っ!お前らの元へはいかねぇえ!!そしてぇ!こいつらを!護り通してみせる!!」

銀時は、刀で、傘を押し返しながら言った。

銀時の言葉に神威は

「ふぅん・・・本当に出来るのかなぁ






白夜叉」

ドクンッ!

ガシッ!!

銀時は、神威の首を持っていた。

「っ・・・!」

片手で。

<改ページ>