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少年最後の日

麦わらぼうに被せた

記憶の波と

壁に塗りつけた

貴方の息

混じりあって

その先は…

冷たい砂が

私の指先に

ひどく絡まって

絡まって…

このまま

走って

行けたら

いいのにね

なんて

有り得ないことを

呟いていた

あの

夏のおわり