小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
高橋 レイ
高橋 レイ
novelistID. 22468
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

愛され天使と愛されたがりの悪魔

INDEX|1ページ/1ページ|

 
「雄?」
「あ、あぁ・・・どうした?」

意識が飛んでた。それもこれもあいつのせいだ


「私、あなたのことが・・・好きなんです!」
「え!?」
「私のこと嫌いですか?」
「いや、その・・・ノーコメントで」
「え!っえ!チョ!まって・・・」

俺はその後走って逃げてしまった。あの女の子・・・確か同じ学年の「斉藤 彩」って言ってたっけ?


あの日から帰り毎回合うと言うより会いにくる。

「今日は、裏門から変えるんですか~?一緒にか~えろ(ニコ」
「あ、う、うん・・・・」

断れない。あんなに笑顔で期待されたら!

どうしよう・・・



「雄、今日の昼どうする?パンorおにぎり?」
「りょーほー、腹減ってなぁ~」
「お、お前!・・・はぁ、そんなに食って太らないお前が羨ましいよ(泣」
「そんなこともないぜ~」

そんな話をしながら食堂へ行く。

「あ!?雄く~ん」
彩だ。手を振りながらこっちへ来る。
やめてくれ、マジで恥ずいから

「・・・」
「雄クンもパンそれともご飯だったりする?」
「コイツ両方だってさ」
隣から幸平がでしゃばってくる。止めろ!こいつと話すと・・・

「なら、一緒にお昼食べましょうよ(ニコ」
「おう、全然いいぜ、な」
「・・・」

もう何も言えない。告白のことも、俺が避けていることも



「なんだよ、雄、全然食ってねぇじゃねえか。どうしたんだよ・・・」
「雄くん大丈夫?気分悪い?」
「いや、そういうんじゃ・・・」
「あ、俺なんか飲み物買ってくるよ、お茶でいいよな?ちょっと待ってろ」
「あ、まっ「うん。お願い」」

ヤバイヤバイヤバイ。二人きりだ。そっと彩を見てみると。

「雄くん・・・ゴメンね。うちのせい・・・だよね」
「いや、そんなことないよ」

泣きそうな彩にそっと声をかけると彩は泣きそうな顔でごちそうさまと言って行ってしまった。

「お、おい、彩ちゃん!」

あまりにとっさの行動だったため追いかけることができず彩の背中を見送ることしかできかった。

「おい、大丈夫か?雄。あれ、さっきの女の子は?」
「用事が入ったて・・・」
「そうか、残念だな」

なぜかとても残念そうに幸平は言った。

「あの子、雄のこと好きなんだろうな」
「な!なんでそんなのわかるんだよ!?」
「さっきの目かなり本気だったぞ。お前、気が付かなかったのか?」

解ってたさ、そんなこと。それに彩が最後に泣いててのも・・・

「俺ちょっと行って来る」
「おう!」

彩はどこだ。どこにいるんだ?

俺は、あいつのことを何も知らない。知ろうともしなかった。
ヤバイ、もうすぐ授業の時間だ。もしかしたらもう教室にも居るかもしれない。   

まて、あいつの教室ってどの教室だ?

一回教室の戻ってまた放課後になればきっと出てくるいつもみたいに・・・絶対!

放課後になってしまった。結局見つからなかった。

「おい、あの子居たか?」
「・・・」
「その調子だといなかったんだな・・・また明日も探せばイイじゃないか」
「あぁ、そうだよな・・・」

俺は、なぜあの子を探しているんだ?
なんでこんなにも必死になって。こんなの初めてだ。

「雄くん、やっぱり私のこと気がつかないんだ・・・」

今、声が聞こえた!どこだどこにいるんだ。

「彩!どこだ!彩・・・」
「お、お前どうしたんだよ?」

俺は幸平を振り払い周りを見渡した。
やっぱり気のせいか?

「彩様。おかえりなさいませ、どうぞ」

彩を見つけた。しかし、彩は黒い車に乗ってどこかえ消えてしまう。そんなの嫌だ!

「あやぁぁぁ!!!」
「ゆ、雄くん!?」
ギリギリ間に合った。元々運動部だし。
「どうしたの?大丈夫?」
「彩・・・あ・・・オレ・・・」

隣から声が聴こえてきた。
「彩様。時間が・・・」
「わかっている、わ」
彩は聞いたこもないような冷淡な声で言う。少しゾっとしてしまった。

「雄くん、乗って(ニコ」
あのときの彩が戻ってきたかのような笑顔

「しかし、彩様!」
「いいの・・・私が二人いると思って、ね」

そうすると彩は俺を車に乗せてくれた。



「彩、これはどういうことなん?」
「う~と・・・うちはねちょっとした「彩様は、社長麗女です。」」
「えぇ、ええ!」
「そうなんだ。はははは・・・って笑えないよね。うちのこと嫌いになった?」
「全然、そんなのことないよ!」

軽く家のことを聞いた。今日は、彩の誕生日だということ、そして、パーティーがあること。どれも信じられない。

「さ、着きましたよ」
「ありがとうございます(ニコ」
「ありがとうございます・・・」

ヤバイ、超家デカ!家具も豪華出し

「ここで暇つぶしててくれる?」
「え、あ、うん。解った。」
「ありがとう(ニコ」

ヤバイヤバ・・・こいつに俺が落ちるなんて、まさかだよなホント


それからゲームなどをしてるとさっきの執事が来た。

「雄さまでしたっけ?うちの彩とはどんな仲で?」
うわ、さっきと全然違うじゃん。マジ怖い

「友達ですよ。ただの」
「本当ですかね?答えろ」
「・・・・・・」
「やっぱり、テメェ彼氏だったのか!」
「イヤ、その」

ヤバイ殺される

「もちろん、ちg「ダーリーン!まったぁぁぁあ?」え!彩!?」
いきなりドアが開いて彩が出てきた。

「お待たせしてごめんね~」
「藤原さん、なにしてるんですか?」
「いえ、なんでもありません(クソ」
「なんか言いました?」
「いなんでもありません」
「なら良かった(ニコ黒」

二人が無言で睨み合っていた。なにか言わないと気まずい・・・

「どうしたんだ、彩・・・チャン」
「来てくれる?」

あのときの笑顔と差し出された手を見たとき彼女は俺にとっての天使なのだと思った。

「どうしたの?」
「いや、ありがとう、彩」
「ほえ?何が?」
「俺にコクってくれて」
「だって、大好きだもん」
「「ハハハハ」」

二人で笑い合ってると後ろからどす黒い声が聞こえた。

「早く行ったらどうです?」
「えぇ、もちろん。行こ(ニコ」
「うん、」


と、いうわけで
「幸平~俺、彼女ができちゃった・・・」
「マジか!よかったじゃね~か!相手は?」

そんな話をしてると、

「ゆーうーくーんーお待たせー☆」
「彩・・・」
「あの子か・・・」

元気に駆け寄ってきた。そしていつものように

「一緒に帰ろ(ニコ」


天使のような笑顔と俺の行くべき道を引いてくれた。