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むたちひろ
むたちひろ
novelistID. 23665
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JK☆かるてっと

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壱:JK☆再会






マリ:A組 A組 どっこかいな〜?
それにしても、いつになく静かだねぇ学び舎は。
既に200人以上は校舎の中だと言うのに、何故こんなに静かなのだろうか? 初めての高校で、皆緊張してるのかな〜?

「…お。A組発見〜。」

マリ:4階の東か。ああ、学校の形さ、回←こんななんだ〜。真ん中がグラウンドね。一応、上を北と考えてくれたまへ。

「ぃよ〜っし…」

マリ:静まり返った教室…。ここはハデなカンジで入ってみようかな。脅かすカンジで、うわ〜っと……にひにひひ。
……せぇ〜のっ…−、

−ガラララッ!!
−ドンッ!

マリ:−ってカンジで扉を開く私。

「初めまして前田ですー。1年間、皆々様どうぞよろしくーっ!!」
「………」
「………」
「………」

マリ:あ…あれ……?滑ったか…? これはシュウ兄の影響…か……?
とりあえず、クラスメートに話しかけてみるかな。

「いや〜、緊張するよね!初めての高校だもんね。どうよどうよ校舎は?見た目は漢字のかいみたいでダサいけどー、中は結構イイカンジでしょー?」

マリ:ありゃりゃ?なんでこんなに警戒されてんだ? おっかしいな〜。中等部にいた時は、こんなんじゃなかったのに?

「かいっていうのはー、アワビとかサザエの貝じゃなくて、ぐるぐるー!って回転するほうの回ね。サザエと言えばあれだよね。日曜の長寿アニメだよね〜。ジャンケンにゃいつも命かけてんだよ〜?私ぃ〜。ねぇ知ってた?あれさ、昔はジャンケンじゃなくって…−」

「……ねぇ」



マリ:!!? 誰だ!?私の背後にいる霊は!!





作品名:JK☆かるてっと 作家名:むたちひろ