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しらとりごう
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novelistID. 21379
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ブローディア夏

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 図書室当番の日、同じく当番の先輩がテディベアのついたメモ帳3種類を各一枚ずつくれた。
 今日を最後に、三年生の委員は図書室当番を放免。かわりに地獄の受験生活に入るというわけだ。そういえば最近図書室の利用者が増えた気がする。
 図書室の利用者が増えたといっても受験勉強のためであって、本を借りるためでは無い。
 相変わらずあまりにも暇そうにしている俺に「これに落書きでもしてなよ」と言った先輩は、すでに受験生の群れの中で勉強を始めてしまっていた。
 丁寧に二つ折りにしてペンケースにしまう。
 でもすぐに気になって、黄色っぽいリボンで縁取られたメモ帳を一枚取り出した。

『石間、へ』

 でも書くべき事が思い付かない。

『今日は友達となにして遊んでるんですか』?
 小学生みたいだな。

『今日も俺のパンツからはアノ香りがします』?
 変態みたいだな。


 明日は石間と何を話そう。
 きっとすぐに話題を変えられて話題がなくなって、で、見つめるばかりになる。
 好きだからだ。
 石間、きみが好きだ。

作品名:ブローディア夏 作家名:しらとりごう