小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ヘルファイア
ヘルファイア
novelistID. 20957
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

特別強攻機動隊 美少女拷問惨殺団

INDEX|2ページ/6ページ|

次のページ前のページ
 

 春奈と萌は、学校を出ると、別のクラスの生徒が私服警察官の人に守られながら下校するのが見えた。 彼女は「少女惨殺事件」の後に不審者に遭遇して警察に連絡したことがあり、それ以来護衛がつくようになった。 実は春奈も3日前に不審者に遭遇して警察に連絡したのだが、自分には今だに護衛がつかないことに少し不満を抱いていた。
 春奈と萌は、駅前に向かい、バスに乗るため駅の連絡通路から東口に出ると、一人の男子高校生が萌に言い寄ってきたが、萌は、見かけによらず直ぐにキッパリと断った。 「やっぱり萌は男子から見ても超可愛いんだろうな」と春奈は思った。 
 バスに乗ると春奈は萌に聞いた。「今日これから萌の家に遊びに行ってもいい?」 萌は直ぐに「いいよ」と答えた。 バスから降りると本当に萌の家は直ぐ近くだった。
 萌の家に入った春奈は驚いた。大きな猫が12匹もいてソファーを占領している。 萌は一生懸命に猫を退かすが、次から次へと別な猫がソファーを占領するので、しかたなく二人は床に座った。
 萌の家族は東京に住んでおり、この家に住んでいるのは、12匹の猫と萌だけなのだそうだ。 もうひとつ驚いたのは、萌はもう18歳になっていて運転免許も車もあるのだ。「ほんの数ヶ月だけど萌の方が年上なんだ」と春奈は思った。

 それから2週間がたち、春奈の萌に対する印象は 「勉強は凄く出来るのだが、性格は、天然と言うか、空気が読めないと言うか、トロイと言うか、小学生の様な所がある。 更に、ダサイと言うか、中年のオッサンの様な所もある。 でも物凄く可愛い!」 ということで固まった。
 春奈と萌は、学校のある日は、午前7時から午後7時頃まで一緒にすごし、土日は萌の車で遠くまでドライブをした。 萌の愛車は、黒くて丸い軽自動車で、なぜか後部座席がふさがっており、後のドアも開かなくなっている。
 一緒に町を歩けば、次から次へと男子高校生が萌に言い寄ってくるが、萌は全てキッパリと断った。 そして、あいかわらず、首から水筒を提げていたが、中身を飲む所は一度も見たことがなかった。
 春奈は自分に異変を感じていた。 朝、ウキウキと心が躍るのは、大好きな萌に会えるからだ。 それはわかっている。 しかし、この胸の高鳴りは以前経験がある。 中学の時、野球部の男子を好きになったときだ。 春奈はレズビアンに強い不快感と懸念を抱いており、自分にそれはありえないと思っていた。 しかし、それに追い討ちをかけるような夢を春奈は見た。 裸で萌と抱き合い、キスをする夢。
 それから、さらに1週間位後、さらにエスカレートした夢を見た。 夕方、萌と別れるのが辛くてしょうがない。 胸が苦しくてどうしようもない。 春奈は悩み続け、そして結論を出した。
 春奈が萌の家に行くと、いつものように大きな猫の群れの中に埋没して萌はいた。 萌の家に来て1時間が過ぎたころ、春奈は勇気を振り絞り、思い切り萌の体を抱きしめ、キスをした。 見かけによらず萌は力がある。ぐぐっと春奈を押し離すと、萌は下を向いたまま「私そう言う趣味ない」と言った。 気まずい雰囲気のまま、さらに1時間が過ぎた。空気を読めない猫どもが、好き放題のことを続けている。 春奈はボソッと「私もこう言う趣味なかったのよ萌と逢うまでは」と言って泣き出した。 結局、明日からは、また今までのように普通に?仲良くする事を約束して、春奈は萌の家を出た。

 ある日、下校する春奈と萌の前を、後に大きな荷物を積んだ自転車を牽きながら歩いている男がいた。 荷物には、フルハイビジョンカメラが隠されており、萌の姿を隠し撮りしているのだ。 男は自転車に付いているモニターで萌の姿を見ながら妄想を始めた。
 妄想その1 萌のミゾオチに思いっきりパンチを入れる。 「ボス!」といい音がして、萌は「うー」と苦しそうにうなった後、咳をしながら倒れる。 その後、萌の髪の毛をつかんで無理やり起こし、往復ビンタを数十発した後、またパンチを入れる。 それを何十回も繰り返す。
 妄想その2 萌の口を両手で思いっきり広げる。「ゴキッ!」と鈍い音がして、萌のあごの骨が外れる。 次に、萌の口の中に大量の水を流し込み始める。「ドボドボドボ!」と音をたてながら萌の胃袋の中に水が溜まってくる。萌の腹が妊婦のようにパンパンになると、水は萌の肺の中に入ってくる。 萌の肺の中が水でいっぱいになり全く呼吸ができなくなる。
 妄想その3 人体を引き伸ばす拷問器具に萌を拘束して、萌の体を伸ばし始める。 萌の悲鳴を楽しみながら、どんどん伸ばし続ける。「バキバキバキ!」と鈍い音がして、萌の骨が折れる。
 妄想その4 のこぎりで萌の体を、右手首、左手首、右腕、左腕、右足首、左足首、右太もも、左太もも、胴体、首、に切断する。
 男は「イヒッ!イヒッ!」と笑いながら、果てしなく妄想を続けた。

 夏休みに入っても春奈と萌は毎日一緒に過ごした。
 春奈が初めて萌の家に泊まった時のことである。 夜中に息苦しくなって春奈が目を覚ますと、萌が春奈にキスをしていた。 春奈は喜んで萌の頭を両手で抱きしめたが、萌は春奈の手を振り払い、慌てて自分の布団に潜り込んだ。 春奈が萌の布団をめくると、萌はうつ伏せの状態で、アルマジロのように身をかがめ「ごめんね、だめなの、だめなの」といいながら、震えていた。
 春奈は「萌も私と同じで、今まではレズビアンに強い不快感と懸念を持っていたが、私を好きになったことで目覚めたんだ」と思い、凄く嬉しかった。 春奈は、萌の頭を両手でつかんで引き起こすと、無理やり萌にキスをした。 萌は声を震わせながら「キスだけだからね、キス以外はだめだからね」と言った。

 今日は、この市の街中で夏祭りが行われる日である。 夕方、春奈と萌は、バスで街中に向かった。 萌は浴衣を着ていて、今までより更に可愛く見えた。 おそろいのペンダントを買った。 人ごみの中では、春奈は萌を守るようにしながら歩いた。  しかし、変な男たちが、二人を付回していることに春奈は全く気が付いていなかった。
 祭りが終わると、春奈と萌は9時過ぎの最終バスで家に向かった。 バスを降りて萌の家に向かうと春奈は、昼間には気づかなかったが、やたら暗くて人気のない所を通っていることに気が付いた。
 突然、春奈と萌は、男たちに羽交い絞めにされ、ホルマリンがたっぷり染み込んだ布を顔に押し当てられた。
 春奈が気が付くと、病院のベットに寝ていて、母親が付き添っていた。 春奈が萌のことを聞くと、春奈より先に回復して、警察に行っているとのことだった。
 次の日、萌は昼過ぎになってから家に戻ってきた。 話を聞くと、春奈と萌を襲ったのは4人で、4人とも捕まったそうだ。 詳しいことは、萌もわかってないようだが、私たちにはわからないように警察の人たちが守っていてくれたのだろう。 しかし、萌の話によると、昨日のほぼ同時刻に別な場所で同じ高校の少女が三人まとめて誘拐され、 そのうちの一人は、例の警察の護衛付の子で、護衛していた私服警察官の人は犯人に殴られ重傷を負ったとのことだった。