小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

凡人の非日常

INDEX|11ページ/25ページ|

次のページ前のページ
 


俺が洗い物を終わって手に付いた泡を流していると先生が話しかけてきた。
「あれ?鈴木君は昼、食べないの?」
さっきまで腹は減っていた。
けど、今は何言うか…それどころじゃない。
なんかよくわかんない渦が胸の中でグルグルとかき回している。
そのせいで、色んな物がどっかに飛んで行った。
食欲しかり、冷静さしかり…。
「なんか腹減ってないんです。」
「それでもなんか食べたほうがいいよ!」
こんなとこで気なんて使うなよ、調子狂うだろぅが…。
「別に腹減ってないのに自分にご飯作る気になれませんよ。」
「じゃあ、俺が作ってあげよっか!」
…何言ってんだこの人…。
俺なんかに作る前に好きな人に作ってやれよ。
つーか、なんで俺なんかと大切な休日過ごしてんだよ。
早く告ってくっついちゃえばいのーに。
だめだ…なんか泣けてきた…。
なんでだよ…。
「ねぇ、鈴木君、無視しないでよ。」
俺の耳でそう囁く。
そりゃ、もう、色っぽい声で。
今日3回目なのにまたビックリ…というかドキドキ?してしまった。
それだけで平常心を保つのにつらいのに先生は俺を後ろから抱き締めた。
やさしく、ぎゅっと。

作品名:凡人の非日常 作家名:アメ