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フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
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EsP1of4 エクセルズ・プライベート

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常に、外見でじろじろ見られてきた。殺し屋なのに一心に注目を浴びることになったのはひとえに彼女の外見故であろう。彼女の服装は赤いメイド服のようなノリで、人形のようなロリータルック。
 その姿は、殺し屋なのになめられてしまいそうな、しかし彼女はれっきとした実力者だったりする。

 「エクセル」

 彼女の名前。秀逸。

 #

 エクセルはステッキとかを持っている、…という感じではない。剣とか銃とかそういうふつうの武器を持っていて、普通に戦うだけの少女だったりする。適当にテキトーにしておき、こだわるところはラーメン屋のおやじを凌駕するくらいこだわる。だからきっと、それもまた「かわいい」とか言われてきたのだろう。彼女はほかの殺し屋に比べその点では勝ち誇っていた。

 #

 「俺を殺してください!」
 そういって大金を積まれても困る。殺し屋の世界で以来主を殺すというのはほとんど御法度だ。まあ、クロス・ラミナという例外も居ないわけではないのだが。
 「俺に、制裁を!」
 「その笑顔のままひと思いに斬ってください!」
 しかしながら変態どもはたくさんきては殺してくれと頼む。
 「…」
 悩んだ末には結局は斬る。別にもう殺さなくしたからと言って罪が消えるわけでもないし、もういいか、と。そしてその死体をみたであろう遺族がまた悲しそうな顔をしているのである。まあ、当然なのだが。そんな死に方したら。

 「あ~あ」
 彼女はそうして1日を終える。
 「やっぱりイケメン君でちゃんとした理性を持っている奴ってあいつしか居ないんだもんな」
 彼女はその男を思い浮かべた。
 「…友達は一人で十分、恋人など足かせだ、なんてわかったようなことを言うんだからあいつは…あなたはなにもわかっちゃいないって教えてあげるよ」