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フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
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XCa4of4 Shadow

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アシッドスパークのなかで、反対勢力は実にゆっくりと、しかし陰ながら大きく成長し続けていた。ゼノリスを配下としてウノ=ディシグマはそのチャンスをじっと待ち続けたのであった。そうして、ある日のこと。
 「広場で集会がある」
 本来、幹部全員を呼び集めることはそうない。危険すぎるからであるが、幹部を集めてでもしなければいけない大きな行事がある。
 後継者の選定の儀式。
 それは、通過儀礼としては今後の組織の為にも絶対にやっていかなくてはならない。もちろん儀式など開かずとも、サンピ=ディシグマはドス=ディシグマを後継にする所存であった。「ウノは力があるが、妙な連中とばかり付き合っている」というのがサンピ=ディシグマの意見であった。
 「それではこれより儀を始める」
 そういってサンピは玉座から降りると、すぐに次男坊のところに歩いた。
 「お兄さまは父上に従えない、けして賢くない人だ」とドス=ディシグマは思っていたのであった。王に決まってしまえば、もう兄と言えど何にも出来やしない。
 そのときだった。
 サンピをねらういくつもの戦士が現れた。
 「これは、…どういうことだ!」
 叫ぶサンピにいくつもの剣と銃が襲いかかる。逃げることもできず、まして部下の助けも間に合わなかった。そして、広場の中でその声は産声を上げた。
 「ウノ=ディシグマ万歳!」
 ふるえるドス=ディシグマの前にたった兄は、冷たくこう言い放った。
 「…僕の御代だ。汚れた坊やはとっとと消えな」
 その言葉とともに、ドス=ディシグマは振りおろされた十数の剣で赤い花を散らせた。
 「ゼノリス君、そしてほかのみんなも…よくやってくれた。そして、ここにいるみんなに聞いてほしい。…これからは天下を治めるのは僕だ!」
 その言葉とともに声が挙がる。
 「…どうですか、2世」
 ゼノリスが問う。
 「最初にあれぐらい人がいないとみんなも声を上げづらいしね、…よくやったよ」
 …気づき得なかっただろう、最初に高らかに何百と声を上げたのは、いずれもゼノリスの治めるコピーたちだとは。だがその声は確かに多くをつかみ、そして多くを従わせるに至った。
 「もしかしたら君は僕の命をとれたかもしれないんだけどね」
 「上に立ちすぎると狙われる…俺が狙うのはナンバー2ですよ」
 「…なるほど、守るだけじゃなくて守られる側でもあると」
 「昔はただひたすら上ばっかり目指してましたけどね」

 ディシグマ2世、君臨。
 側近として、全軍総帥に、ゼノリス就任。
作品名:XCa4of4 Shadow 作家名:フレンドボーイ42