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6畳・こたつ・冬の明け方。

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AM2:30
僕は今こたつに入ってパソコンを触っている。
画面の向こうの友人たちと会話をしている。
僕は彼らが好きだ。優しくて甘えさせてくれる。素直になれて信頼できる。
・・・でも、それは彼らが「画面の向こうの人」だからだ。僕はそれをどこかで理解している。
だから軽い関係しか作れない。例えばリアルで会ったとしても、体の関係を持ったとしても。
相手の気持ちなんて関係ない。どうでもいい。どうせ画面の向こうの人なんだから。

・・・転寝をしていた。昔の夢を見ていたらしい。頬が少し濡れていた。
あれはまだ2人で暮らしていた頃の夢だ。料理をしながら誰かと話す毎日。
常に「誰か」と一緒だった。でも殆どが「誰か」でしかなかった。
自分がそうしていたんだな。最近そう思う。



・・・・今日は、なんだか寒い。



画面の向こうの友人たちはいつものように暖かい。
・・・そういえば今話している人たちは実家に戻ってから仲良くなった人たちだ。
僕を受け入れてくれた、厳しくて優しい人たち。
それと、大好きで大切な親友。・・・彼とはもう長い付き合いだが、メール以外で話すときはいつも実家だった。
僕は嘘ばかりの生活をしていたんだな。昔から僕の居場所は変わっていなかったのかもしれない。
この6畳間が、今の僕の場所だ。



『もう朝だね。だいぶ明るくなってきた。』


僕も彼らも空を見る。今日は晴れそうだ。


『今度、会いに行くよ。』
僕は、あなたをもっと知りたいんだ。