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ツインテール探偵くるみの事件簿

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 夏休みが終わり、二学期が始まった。
「こんなはずでは」
 プレハブの部室の前でくるみが肩を落とした。ミステリーハウスと書かれた木の板が出入り口に掛かっていた。『ミ』や『ス』の横棒から墨汁が滴り落ちている。
「それっぽい表札でいいんじゃないか?」

「次はこれよ」
 ポスターを俺の前にかざした。
「浮気調査します。星村探偵事務所? なんだこれ」
「秋は恋の季節。恋人の浮気に悩んでいる人がきっといるはず」
 両手を握って、うっとりした顔で天井を見ていた。こんなのに人が来るのか、と思っていた。

 次の日、
「ポスター見たんですけど」
 と、一人の女子が訪ねて来た。
「ワトちゃん、お茶出して」
 そんなものどこにあるんだ。急遽、買いに行かされた。戻ると、
「彼女と付き合ってもらうから」
 と、くるみが言った。なんのこっちゃ。