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ツインテール探偵くるみの事件簿

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 流れるプールは流れるものだ。
 だが足をバタバタさせてもほとんど進まないやつがいる。くるみだ。
「手、離しちゃだめだよ」
「溺れたら人工呼吸してあげる」
 手をつかんでいる栞さんが言った。四捨五入して150cmのくるみでも足が届くはずだ。そんな心配はいらないだろう。
 夏休みも半分が過ぎ、今日は三人で葉桜ランドのプールに来ていた。水着のお披露目と泳げないくるみの特訓も兼ねていた。二人がお揃いで買った水着はボーダー柄でスカートが付いている。色はくるみがピンク、栞さんはブルーだ。