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日常が爛れた。
突然現れた人あらざるものは問う――「人でなくなったとしても、あなたは生きたい？」
日常と非日常の境界にて、迫られる選択。
高階京。彼女は人でなくなってはじめて、人のなんたるかを知る。

※Under the Roseとの関連性を匂わせる表現が多々あります(全く別の話としても読めます)

---メインキャラ簡易説明---

◆高階京(Miyako Takashina)
身長166cm、オリーブグレイのショートカット。外見年齢は27～29歳。女性。

主人公。製薬会社に勤める、ごくごく普通の人間。
常識は持ち合わせているが、歯に衣着せぬ物言いと無愛想な面が特徴的
(ただし、それはおべっかを言わない正直すぎる人間という証拠でもある)。
幼く、青い季節での、一つの約束。そして、それが果たされる時――彼女は真と出会い、非日常の世界へと引きずり込まれることとなる。

◆真(Makoto)
割と長身、外見年齢は26歳。
ウェーブがかった黒髪と左目の下にある泣きぼくろ、欧風の喪服を思わせる黒いドレスが特徴的。

突然、主人公である京の前に現れた吸血鬼。
意味深な発言、京を『桂』と呼ぶなど不思議な挙動が目立つ。
音もなく現れては、闇に溶けるように消えてしまう彼女に京は惹かれていく――それが、人間であることを捨てなければならないほどの茨の道とも知らずに。

◆富岡樹(Itsuki Tomioka)
身長169cm、茶髪の外ハネショートカット、毛先に赤メッシュ。外見年齢25歳程度。女性。

京の同僚。かなり前から京の事を想い慕っているようだが、肝心の京は気づいていない。
というか、富岡樹という人間の存在すら知らない(特に意識していない)。
そんな片想いを続ける樹の性格は、明るく社交的で常に笑顔を絶やさない太陽のようなもの。
中性的な容姿もあいあまり、同性からの人気も高い。